先にご紹介した「米中ともに韓国スルー問題」ですが、韓国大統領に成り上がった李在明(イ・ジェミョン)さんの「面目丸つぶれ」にならなくて済みました。
アメリカ合衆国財務省のべセット長官も、中国の何立峰さんも李在明(イ・ジェミョン)さんと会ってくれたのです。

↑合衆国のベッセント財務長官と李在明(イ・ジェミョン)さん。

↑中国の何立峰さんと李在明(イ・ジェミョン)さん。
本来であればベッセント長官のカウンターパートは具潤哲(ク・ユンチョル)財政経済部長官のはずですが、こちらはすっ飛ばされました。時間がないからです。
大統領府が出したベッセント財務長官と李在明(イ・ジェミョン)さんの会談についてのプレスリリースが以下です。
李在明(イ・ジェミョン)大統領、Bessent 合衆国財務長官接見関連
姜由楨(カン・ユジョン)首席報道官ブリーフィング2026.05.13.
李在明(イ・ジェミョン)大統領は本日午前、青瓦台において Scott Bessent アメリカ合衆国財務長官を接見しました。
李大統領は、最近不確実性が拡大した状況の中でも、米韓両国経済が安定した姿を見せており、前向きな流れを維持していけるよう、両国が緊密に疎通しながら経済協力関係をさらに強化しなければならないと述べました。
続いて、経済・技術分野においても両国の協力関係をさらに発展させなければならず、特に両国間の核心鉱物など供給網協力と外国為替市場分野協力の必要性を強調しました。
李大統領は、米韓戦略的投資が、米韓間の強固な信頼を基盤として、経済・戦略分野における全方位的協力強化へとつながり、両国すべてに利益となる契機となるよう、Bessent 財務長官も努力してほしいと要請しました。
続いて李大統領は、2026年 G20議長国である合衆国の関心議題についても積極的に協力すると言及しました。
特に韓国が2028年主要20カ国(G20)議長国を引き受ける予定であるだけに、多者協議において今年の議長国である合衆国と緊密に協力する必要性があることを強調しました。
2026年05月13日
青瓦台 首席報道官 姜由楨(カン・ユジョン)⇒参照・引用元:『韓国 大統領府』公式サイト「이재명 대통령, 베센트 미국 재무장관 접견 관련 강유정 수석대변인 브리핑」
面白いことに、李在明(イ・ジェミョン)さんがベッセント長官に何を言ったかばかりが書かれており、ベッセント長官が李在明(イ・ジェミョン)さんに何を言ったかはまったく書かれておりません。
ベッセント長官は特に何も言うことがなかったのでしょう。
以下は何立峰さんと会ったことについての大統領府のプレスリリースです。
李在明(イ・ジェミョン)大統領、何立峰 中国国務院副総理接見関連
姜由楨(カン・ユジョン)首席報道官ブリーフィング2026.05.13.
李在明(イ・ジェミョン)大統領は、米中首脳会談を前に、米中高官級間の貿易交渉のため韓国を訪問した何立峰 中国共産党中央政治局委員兼国務院副総理とも接見しました。
李大統領は、米中両国が安定的な関係を発展させていくことが、韓国を含む全世界国家の発展と繁栄に大きな助けになると評価しました。
続いて、本日の交渉が順調に行われるよう、韓国政府の次元においても最善を尽くして支援すると述べました。
何副総理は、明日から北京で開催される米中首脳会談直前の貿易交渉を韓国で締めくくることができ、意義深く思うとし、韓国政府が米中貿易交渉開催を積極的に支援してくれたことについて深い謝意を表しました。
続いて李大統領は、昨年と今年、両国首脳が相互国賓訪問を通じて中韓関係を全面的に復元したことは、われわれの国益中心実用外交の重要な成果であると指摘し、時代変化に歩調を合わせて、両国国民の民生に寄与する方向で協力をさらに拡大していこうと強調しました。
李大統領は、中韓関係が志向すべき方向に対する共同認識を基盤として、経済・産業・通商・文化などさまざまな分野において、具体的かつ実質的成果導出のための緊密な疎通を続けていかなければならないとし、何副総理が積極的役割を果たしてほしいと要請しました。
これに対し、何副総理は、グローバル不確実性の中でも、中韓首脳の戦略的リーダーシップによって、両国間貿易額が昨年に続き今年上半期にはさらに増加するなど、中韓関係発展の良好な流れが続いていることをうれしく思うとし、両首脳間合意事項が円滑に履行されるよう、役割を尽くすと明らかにしました。
最後に、何副総理が李大統領に 習近平国家主席の温かいメッセージを伝えると、李大統領は今年01月の習主席との会談を回顧し、習主席にもよろしく伝えてほしいと要請しました。
2026年05月13日
青瓦台 首席報道官 姜由楨(カン・ユジョン)⇒参照・引用元:『韓国 大統領府』公式サイト「이재명 대통령, 허리펑 중국 국무원 부총리 접견 관련 강유정 수석대변인 브리핑」
ベッセント長官との対比で面白いのは、何立峰さんは李在明(イ・ジェミョン)さんにずいぶん多くのことを話した――となっています。
この後に控える「トランプ vs 習近平」の大一番に備えて、枯れ木も山の賑わいで「韓国でも味方につけておいた方が、ないよりはマシ」と見たのでしょう。
傑作なのは「韓国政府の次元においても最善を尽くして支援する」です。韓国に何ができるというのでしょうか。何立峰さんはきっと苦笑したでしょう。
前座噺は韓国で終わりました。

↑トランプ御大が北京に到着しました。本日、2026年05月14日は真打ちの米中首脳会談です。
(吉田ハンチング@dcp)







