韓国大統領に成りおおせた李在明(イ・ジェミョン)さん。支持率が落下して、『共に民主党』内の親文政権派との対立が深まり、困ったことになっています。
簡単にいえば『共に民主党』の内紛ですが、亀裂が大きくなってきました。
2026年07月01日に、李在明(イ・ジェミョン)さんが文在寅さんと会う。昼食会を行う――という情報が出ました。

↑「よくやるよ」な写真の1枚。
何度もご紹介しているとおり、李在明(イ・ジェミョン)さんと文在寅の間には遺恨があって、そもそも仲が良くありません。
しかし、文在寅とあえて会わなくてはならない状況に追い込まれているのです。
そもそも親文在寅派というのは、大統領になったものの疑惑を追究されて崖から身投げすることになった盧武鉉(ノ・ムヒョン)さんにいきつきます。
文在寅は、盧武鉉(ノ・ムヒョン)さんと釜山で共同弁護士事務所を営み、その縁で盧武鉉(ノ・ムヒョン)政権では民情首席秘書を務めた人物。

上掲は、そのときの釜山の弁護士事務所の看板ですが、上から順番に所属する弁護士の名前が並んでいます。この中に文在寅と盧武鉉(ノ・ムヒョン)の名前もあります。
左派・進歩系人士による韓国の政権奪取が達成されたのは盧武鉉(ノ・ムヒョン)政権によってでした。
李在明(イ・ジェミョン)さんは「盧武鉉(ノ・ムヒョン)の講演を見て政治家を志した」みたいなイイ話をしますが「果たして本当ですかねえ」で、盧武鉉(ノ・ムヒョン) – 文在寅のラインからは明らかに異なる出自の政治家です。
ですから李在明(イ・ジェミョン)さんは、盧武鉉(ノ・ムヒョン) – 文在寅というラインからすれば、本来は「よそ者」なのです。
2026年06月21日、李在明(イ・ジェミョン)さんは、大統領府の首席民情秘書を指名したのですが、これが(親文在寅派からすれば)大問題な人事です。

↑左から二人目が韓燦植(ハン・チャンシク)さん。
何が問題かというと、韓燦植(ハン・チャンシク)さんは検察出身(現在は弁護士)で、かつて2019年にソウル東部地方検事長として、文在寅政権を狙った「環境部ブラックリスト疑惑」捜査を指揮した人物だからです。
この事件では、金恩京(キム・ウンギョン)元環境部長官と申美淑(シン・ミスク)元青瓦台均衡人事秘書官が起訴され、2022年に大法院で金恩京(キム・ウンギョン)さんは懲役2年、申美淑(シン・ミスク)さんは懲役1年・執行猶予3年という判決が下されました。

つまり、『共に民主党』の親文在寅派から見ると、「文在寅政権の青瓦台と閣僚を捜査・起訴に追い込んだ検察幹部」を、李在明(イ・ジェミョン)さんがよりによって民情首席秘書に据えた形になります。
しかも民情首席秘書は、公職規律、司法・検察改革、権力機関との調整に関わる要職です。
民情首席秘書は、盧武鉉(ノ・ムヒョン)政権で文在寅が務めた職であり、文在寅政権ではあの曺国(チョ・グク)が務めました。その意味では象徴的なポジションでもあります。
文在寅派からすれば、単なる官僚人事ではなく、「李在明が親文在寅派を切り捨てたのではないか」「検察改革を検察出身者に任せるのか」という政治的火種になったわけです。
正直、日本人からすれば、韓国政界のしかも左派・進歩系の内紛など「勝手にやりなはれ」なのですが、知っていた方が「ばかばかしい国だなあ」と理解できます。
とりあえず、文在寅が李在明(イ・ジェミョン)さんと会うかどうかです。
(吉田ハンチング@dcp)






