中国・王毅 vs 韓国・李在明 、ボンクラ国家安保室長とも会談 ⇒ 王毅「日本軍国主義の復活を断じて許してはならない」

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2026年08月19日、中国外交部の王毅部長(外相に相当)が訪韓し、趙顕(チョ・ヒョン)外交部長官との間で外相会談が開催されました。

同日、韓国大統領に成りおおせた李在明(イ・ジェミョン)さんと王毅外相との会談も行われました。

中国外交部の出したプレスリリースを以下に全文和訳します。

韓国の李在明(イ・ジェミョン)大統領、王毅氏と会談
2026年08月20日 16:04

2026年08月20日、韓国の李在明(イ・ジェミョン)大統領はソウルの青瓦台で、中国共産党中央政治局委員・外交部長の王毅氏と会談した。

李在明(イ・ジェミョン)大統領は次のように述べた。

「私は今年01月に中国を訪問した際、習近平主席から温かいもてなしを受けました。習近平主席に感謝と心からのごあいさつをお伝えください。

現在、韓中関係が急速に改善・発展していることを大変うれしく思います。

両国の経済・貿易協力は力強い成長の勢いを示しており、今年は両国国民の相互往来が延べ1,000万人を突破する見通しです。韓国国民の中国に対する認識も絶えず改善しており、中国との全面的な協力強化に大きな期待を寄せています。

現在の国際情勢の下では、中韓両国は経済・貿易、安全保障などの分野で互いを必要としています。

中韓が戦略的協力を強化することは、両国の根本的利益に合致するとともに、地域の平和と安定を維持するうえでも非常に重要です。中韓は、相互に依存し、互恵的で、互いに補完し合うパートナーとなるべきです。

私は今年11月に深圳を訪れ、アジア太平洋経済協力会議(APEC)首脳非公式会議に出席することを楽しみにしています。これを重要な契機として、中国側とともに中韓戦略的協力パートナーシップをさらに高い水準へと発展させていきたいと考えています」

王毅氏は習近平主席から李在明(イ・ジェミョン)大統領へのあいさつを伝え、次のように述べた。

李在明(イ・ジェミョン)大統領は就任後、正しい選択を行い、中韓関係を正常な軌道に戻しました。

中韓両国首脳は2カ月余りの間に相互訪問を実現し、両国関係の改善と発展に重要な政治的保障を与えるとともに、今後の展望について戦略的な方向性を示しました。

今年に入って中韓関係が全面的に回復し、前向きな進展を遂げているという事実は、理性的、実務的かつ積極的な対中政策が韓国の利益と時代の発展の潮流に完全に合致していることを証明しています。

中国は世界において平和を守る重要な力であり、一貫して国際・地域紛争を対話によって政治的に解決することを主張しています。

また、中国は世界における際立った安定要因でもあり、世界に貴重な確実性をもたらしています。さらに中国は、世界最大の市場となっていくものであり、各国、とりわけ近隣諸国と発展の機会を分かち合うことを望んでいます。

中国を受け入れることは未来を受け入れることであり、中国とともに歩むことは機会とともに歩むことです。

韓国側が揺るぎなく対中友好政策を堅持し、来年の中韓国交樹立35周年を契機として、中韓戦略的協力パートナーシップをさらに前進させ、両国の発展と地域の平和・繁栄の促進に貢献することを期待します。

現在、世界経済の分断化が深まり、貿易保護主義が台頭しています。

中韓両国は模範的な役割を果たし、自由貿易協定(FTA)の第2段階交渉をできるだけ早期に妥結させ、実際の行動によって地域経済の一体化を促進し、広く恩恵が行き渡る包摂的な経済グローバル化を推進すべきです」

今回の訪問期間中、王毅氏は韓国の趙顕(チョ・ヒョン)外交部長官と会談したほか、魏聖洛(ウィ・ソンラク)国家安保室長とも戦略対話を行った。

⇒参照・引用元:『中国 外交部』公式サイト「韩国总统李在明会见王毅」

王毅さんは、

「李在明(イ・ジェミョン)大統領は就任後、正しい選択を行い、中韓関係を正常な軌道に戻した」「今年に入って中韓関係が全面的に回復した」

――と述べています。中国側はそういう認識なのです。

韓国大統領に成りおおせた李在明(イ・ジェミョン)さんが「台湾にも謝謝シエシエ、中国にも謝謝シエシエと言っときゃいいんだ」と、中国の言うことを唯々諾々と聞いてきましたから、中国も「よしよし」となっているのです。

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上掲の先記事でもご紹介しましたが、習近平さんに言われて、韓国内で中国を批判する言論を規制する態度を打ち出したほどですので、どこの国の大統領なんだ――という話なのですが。

国民の言論を封殺することに手を貸すような為政者を信用していはいけません。

「中国とともに歩むことは機会とともに歩むこと」などという大ウソをシレッと述べているのも興味深い点です。これは習近平さんはじめ中国商務部が述べてきた「中国はチャンス」にも符号しますが、もちろん大ウソです。

資金の自由な移動ができない中国、法の上に習近平と中国共産党がいる中国にチャンスなどありません。もう何度だっていいますが、こんな大ウソに騙される外国人投資家はいません。

中国への直接投資が激減していることがそれを裏付けています。

最後に、韓国大統領府・国家安保室長の魏聖洛(ウィ・ソンナク)さんとも戦略対話を行った――としていますが、この会談について中国外交部が出したプレスリリースは以下です。

同様に全文和訳します。


↑中国外交部が公表した写真。王毅さんと魏聖洛(ウィ・ソンナク)国家安保政策室長。

王毅、韓国の魏聖洛(ウィ・ソンナク)国家安保室長と戦略対話
2026年8月20日 16:22

2026年8月20日、中国共産党中央政治局委員・中央外事工作委員会弁公室主任の王毅はソウルで、韓国の魏聖洛(ウィ・ソンラク)国家安保室長と戦略対話を行った。

王毅は次のように述べた。

「昨年以来、李在明(イ・ジェミョン)大統領と習近平主席は相互訪問を実現し、中韓関係を改善・発展の新たな段階へと導いた。

中国の対韓政策は一貫性と安定性を保っており、韓国を常に周辺外交における重要な位置に置いている。中国は韓国にとって最大の隣国であり、国際社会における重要な平和の力である。

中国はこれまで戦争を始めたことも、戦争に参加したこともなく、国際・地域紛争の平和的解決を推進するため、常に建設的な役割を果たしてきた。

中国側は、李在明(イ・ジェミョン)政権が中韓関係を戦略的協力パートナーシップの軌道に戻すことを推進していることを評価する。

双方は意思疎通を強化し、相互信頼を増進し、不必要な疑念を減らし、政治、経済・貿易、安全保障など各分野で戦略的協力を展開すべきである。それは両国国民に利益をもたらすだけでなく、地域の平和と安全にも貢献する。

韓国側が真の戦略的自主性を実現し、陣営間の対立を行わず、どちらか一方の側につくことなく、中国、米国などの大国との関係を並行して、相互に矛盾することなく発展させることを望む」

魏聖洛(ウィ・ソンラク)国家安保室長は次のように述べた。

「中韓は近隣国であり、両国関係には長い歴史がある。昨年以来、中韓両国首脳による相互訪問が成功裏に行われ、両国関係の全面的な回復の勢いがさらに強固なものとなった。

韓国側は中国側とともに、両国首脳の共通認識を実行に移し、実質的な成果を生み出し、それぞれの国民の幸福を増進し、韓中戦略的協力パートナーシップを新たな段階へと引き上げていきたい。

韓国側は対外関係を並行して発展させることに力を注いでおり、中国側とハイレベルの戦略対話を緊密に行い、地域の平和と安定を維持するための力を結集していきたい」

双方は地域の安全保障問題について突っ込んだ意見交換を行った。

王毅は、地域および朝鮮半島問題に関する中国側の原則的立場を説明し、日本の右翼勢力による歴史を逆行させる言動を警戒すべきであり、日本軍国主義の復活を断じて許してはならないと指摘した。

朝鮮半島の緊張情勢を解決する根本的な道は、問題を生み出している根源を取り除き、アメリカ合衆国に対北朝鮮敵視政策を放棄させることにある。

各国が、対話の再開と相互信頼の回復に資することをより多く行うことを望む。

朝鮮半島が韓国と北朝鮮の平和的共存へと向かい、最終的に朝鮮半島における停戦体制から平和体制への転換と、長期にわたる平和と安定が実現することを歓迎する。

⇒参照・引用元:『中国 外交部』公式サイト「王毅与韩国国家安保室长魏圣洛举行战略对话」

王毅さんが日本について「日本の右翼勢力による歴史を逆行させる言動を警戒すべきであり、日本軍国主義の復活を断じて許してはならない」などと、魏聖洛(ウィ・ソンナク)国家安保室長に吹き込んでいる点は見逃すべきではないでしょう。

また、朝鮮半島問題を解決するために必要なのは、「アメリカ合衆国に対北朝鮮敵視政策を放棄させること」と指摘している点もポイントです。

(吉田ハンチング@dcp)

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