韓国企業を襲う「四月危機」についてご紹介しておりますが、あちこちの業種・企業に火が付いており、とても追い切れるものではありません。
今度は「建設業界」について韓国のWebメディア『デジタルタイムズ』に記事が出ました。以下に引用します。
新型コロナウイルス感染症(コロナ19)の影響で、今年の国内建設投資が3%減少し、資金難に陥る不良建設企業も急増するという分析が出た。
(中略)
研究では、国内外の負の影響に、経営が限界(不良)に達する建設会社の割合が2018年の10.4%からコロナ持続期間に応じて、今年11.5~13.9%まで増加すると予測した。
国内建設会社を5万とすれば、既存の不良企業が5,000カ所だったところ、コロナの影響に応じて追加の不良企業の数が500~2,000増え、不良建設会社が最大7,000になるということだ。
※赤アンダーライン、強調文字は筆者による(以下同)
小規模・零細の会社も入れてのことでしょうが、そもそも国内に経営難の建設会社が5,000社もあるというのが驚きですが、それが2,000社増えるという予測なわけです。
この新型コロナウイルス騒動が長引けば、その分経営が難しくなる会社はもっと増えるでしょう。
(柏ケミカル@dcp)
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