2020年06月04日、『韓国銀行』からやっと04月の「国際収支統計」が公表されました(暫定値)。
「国際収支統計」というのは、簡単にいうと「海外との取引による収支を記録したもの」です。これが黒字ですと海外からお金が入ってきているということですし、赤字ならお金が海外に出ていっているということになります。
かねてからいわれていたように、2020年04月は韓国は経常収支(Current account)が赤字に転落しました。
その国の経済の健康状態は「経常収支」を見ればだいだい分かるなんていわれますが、これが赤転ですので韓国は非常にピンチです。
以下は『韓国銀行』が公表したデータの一部です。
⇒参照・引用元:『韓国銀行』「Balance of Payments during April 2020 (preliminary)」
http://www.bok.or.kr/eng/bbs/E0000634/view.do?nttId=10058583&menuNo=400069
上掲のとおり、「31億2,430万ドルの赤字」です。前月の03月は「59億6,050万ドルの黒字」でしたから天地で約91億ドル下落したことになります。
韓国は輸出1本で成り立っている国ですので、貿易収支が最も重要です。Goods(物品)の輸出入の収支(外国との物(財貨)の取引による収支)が「赤字転落」かと心配されたのですがここは黒字になっています。
上掲のとおり、
輸出(Export):363億9,360万ドル
輸入(Import):355億7,000万ドル
収支:8億2,360万ドル
です。
前月、03月が「66億5,540万ドル」の黒字でしたのでなんと87.3%も減少しました。新型コロナウイルス騒動のせいとはいえ非常に大きな落下です。ただし、赤字になるのはなんとか食い止めました。ちなみに、この「8億2,360万ドル」は2012年04月以来の最低値です。
05月の経常収支も赤字になるのではないかといわれますが、果たしてどうなりますか。
(柏ケミカル@dcp)