韓国の次期大統領選挙の件です。韓国政府与党『共に民主党』の統一候補選択の予備選が、全国を回る巡回選挙形式で行われています。
丁世均(チョン・セギュン)前首相は、先にご紹介したとおり、前回の選挙後に大統領候補から下りてしまったので、5人での戦いになりました。
09月25日は「光州・全南」だったのですが、初めて李洛淵(イ・ナギョン)前大統領が李在明(イ・ジェミョン)京畿道知事を破りました。
光州・全南での得票率は以下のとおりです。
「光州・全南」巡回選挙結果
●李洛淵(イ・ナギョン)前『共に民主党』代表:47.12%
●李在明(イ・ジェミョン)京畿道知事:46.95%
●秋美愛(チュ・ミエ)前法務部長官:4.33%
●朴用鎮(パク・ヨンジン)議員:0.94%
●金斗官(キム・ドゥグァン)議員:0.66%
わずか「0.17%」の差で、李洛淵(イ・ナギョン)さんが李京畿道知事に辛勝しました。李洛淵(イ・ナギョン)さんは、政治的な故郷が光州・全南なので、もう少し勝っておきたかったでしょう。
李京畿道知事には現在疑惑が指摘されていますので、その逆風も利用して李洛淵(イ・ナギョン)さんはもっと差をつけられるのでは?と考えていたかもしれません。しかし、その思惑は外れました。
ここまでの累計得票率は以下のようになります。
『共に民主党』巡回選挙5回と「第1次スーパーウイーク」の結果(累積得票率)
●李在明(イ・ジェミョン)京畿道知事:52.90%
●李洛淵(イ・ナギョン)前『共に民主党』代表:34.21%
●秋美愛(チュ・ミエ)前法務部長官:10.96%
●朴用鎮(パク・ヨンジン)議員:1.23%
●金斗官(キム・ドゥグァン)議員:0.70%※データ引用元は同上
前回までは、李京畿道知事と李洛淵(イ・ナギョン)さんの差は「20.36%」あったのですが、今回の結果で「18.69%」となりました。「1.67%」だけ詰めました。
じわっという感じですが、差は縮めています。残りの巡回選挙は、以下のとおりで明日の「全北」を入れてもあと6回(本予備選挙除く)。
李洛淵(イ・ナギョン)さんがどこまで差を詰められるか、です。
10月01日:済州
10月02日:釜山・蔚山・慶南
10月03日:仁川
2次選挙人投票の結果発表
10月09日:京畿
10月10日:ソウル
3次選挙人投票の結果発表
本予備選挙
(本選通過者の得票が過半数に達しない場合には4、5日後に決選投票を行う)
(吉田ハンチング@dcp)