株式投資でお金を儲けるには「安く買って高く売る」が基本です。安く買うためには「割安株」が見分けられなければなりません。そのためのさまざまな指標(INDEX)がありますが、「PSR」もその一つ。今回はPSRについてご紹介します。
PSRは「Price to Sales Ratio」の略で、日本語では「株価売上高倍率」と訳されます。
PSRは次の計算式で求められます。
PSR = 現在の株価 ÷ 1株当たりの売上
分母が「1株当たりの売上」ですから、現在の株価が売上の何倍になっているかを表しています。
また、
1株当たりの売上 = 年間売上高 ÷ 発行済株式数
で求められますし、
時価総額 = 現在の株価 × 発行済株式数
ですから、
PSR = 時価総額 ÷ 年間売上高
でも求められます。同じ意味ですね。
注目しているのが利益ではなく「売上」ですから、その企業の収益性は度外視した指標です。アメリカではPSRが1(倍)より小さい場合には「割安」と判断されます。
ただし、PSRはバブルのときによく援用されるINDEXですのでその利用には注意が必要です。またあくまでも他のINDEXとの併用が推奨されます。
(柏ケミカル@dcp)