12月22日までにトランプ師匠のところに送られないと年内可決は無理! とされていた税制改革法案がやっと可決されました。12月20日未明には上院で「賛成51、反対48」で可決されていたのですが、不備があったため、そこを再修正して下院へ再び送られました。
この下院での再可決に「大丈夫か?」と危ぶむ向きもありましたが、さすがに些末な話だったため、「賛成224、反対201」で可決されるに至りました。
Money1でも取り上げてきた、法人税率の引き下げ(35%→21%)、パススルー事業体への税控除などが盛り込まれています。「トランプ大統領の主要公約が実現するのは初めて」といった冷や水を浴びせるような報道もありますが、ともあれ約30年ぶりとなる大きな税制改革の実現が、あと「トランプ師匠の署名を残すのみ」というところまで来ました。
共和党に対して、民主党は「米国の債務を10年間で1兆5,000億ドル拡大させる」と全面的に反対してきましたがついに押し切られた格好です。さて、この法案はどんな未来をもたらすのでしょうか!? 楽しみでもあり、結果を見たくないような気持ちも……少しありますよね。
(柏ケミカル@dcp)