<<第1回>>
「老後のために投資をしてお金を増やしたい!」と考える人は少なくないでしょう。
できるなら簡単に、しかも効率良くお金を増やしたいですね。
そこで、実際にお金を運用している鈴木一郎先生にご登場いただき、その運用手法、結果についてご紹介いただきます。必見です。
年利35%を10年間続ける「レバレッジ動的最小分散」とは?
「年利35%」という驚異的な運用成績を過去10年間叩き出している米国インデックス株の投資方法「レバレッジ動的最小分散」って知ってますか?
「600万円が9年で1億円」というスゴイうたい文句の方法なのですが、そんなうまい投資方法など本当にあるものなのでしょうか?
このコラムでは、自腹で資金を調達して、この手法によってどのくらいもうかるものか(または大損するのか)、実際に運用しながら確かめていこうと思っています。
この投資法は、神谷政俊さんという人が考案し「運もお金もない人のための資産の増やし方」というkindle本として出版したことから、一部米国株ファンの間で知られるようになりました。
※Kindleunlimited会員なら、無料で読めるのでぜひ探して読んでください
「レバレッジ動的最小分散」驚異の実績
個人で、先物を利用して毎日レバレッジを掛けるのは大変なので、米国のETF運用会社『Direxion』社が3倍レバが掛かるよう調整して作ってくれている「SPXL」(3倍S&P500)と「TMF」(3倍長期国債)という2つのETFを利用して運用をしていきます。
この方法による運用成績を、2010年から2020年の今年まで見てみると、一番良かった年が2011年で76.44%のプラス、一番悪かったのが2015年でマイナス5.87%。
過去10年で収支がマイナスになったのはこの年だけでした。
新コロナによる大暴落を経験した今年2020年でも今のところプラス37.85%と大きく勝ち越しています。
そしてこの間の年平均の利回りは35.12%と、かなり驚異的な数字となっています。
上記のグラフは「最小分散法」を使って過去10年間、上記2つのETFを運用した収益の伸びのシミュレーションです。多少でこぼこしながらも大雑把に言えば、右肩上がりのほぼ直線に見えませんか?
株を始める場合、いつ買ったらいいのか、いつ売ったらいいのかという売買のチャンスの見極めが一番難しいのですが、「最小分散法」だと、どうせほぼ右肩上がりの直線状に動くので、いつ買うのかと問われればたぶん一番安い「今でしょ!」という答えしかなくなるわけです。
ちなみに、直線と言っても対数グラフで書かれて直線状に見えているだけなので、実際の株価は指数関数的にさらに増大していっているわけです。
「最小分散法」で投資すると、なぜ株の収益が単純な右肩上がりの直線になるのか、またその具体的な運用手法とはどのようなものかといった続きは、また次回に詳しくご説明したいと思います。
人生倍々か、それともこのままグットバイバイか、それは市場の先行き次第!
とりあえず来週までバイバイ!
(第2回に続きます)
※本稿の情報は、投資判断の参考として投資一般に関する情報提供を目的としたものであり、投資の勧誘を目的としたものではありません。投資に関する最終的な決定は、利用者ご自身の判断で行うようお願いいたします。また、投資の結果について、本稿執筆者、『Money1』は一切の責任を負いません。