電気自動車メーカー『テスラ』のライバルといわれた、電量電池トラックメーカー『ニコラ』(Nikola)が、調査会社『ヒンデンブルグ・リサーチ』(Hindenburg Research)に詐欺案件だと指摘されました。
09月14日:『ニコラ』が『ヒンデンブルグ・リサーチ』への反論「空売り屋のリポートの誤りや誤解を正す」を公表
09月15日:『ヒンデブンブルグ・リサーチ』が『ニコラ』の反論に対して「我々は『ニコラ』の対応をウソを認めたと見なす」という声明を出す
ここまで上掲のように進んできたのですが、
というプレスリリースが出ました。
「Nikola Board of Directors Announces Leadership Transition」(『ニコラ』取締役会、リーダーシップの移行のお知らせ)というタイトルですが、以下に一部を引用します。
2020年09月20日、『ニコラ』は本日、トレバー・ミルトンが取締役会に打診し、執行委員長としての退任と取締役会からの退任を自主的に提案したと発表した。
取締役会は彼の提案を受け入れ、元ゼネラルモーターズ社の副会長であり、『ニコラ』の取締役会メンバーでもあるスティーブン・ガースキーが取締役会会長に任命された。
(後略)⇒参照・引用元:『PRNEWSWIRE』「Nikola Board of Directors Announces Leadership Transition」(原文・英語/筆者(バカ)意訳)
『ヒンデンブルグ・リサーチ』から、数々のウソをついて投資家からお金を引っ張り、ついには『GM』までも引きずりこんだ、と指摘された『ニコラ』創業者トラビス・ミルトンが取締役会から去りました。
指摘された疑義についてきちんと答えていませんし、また、ミルトンさんが去ることで『ニコラ』に対する疑惑がなくなるわけではありません。
『ニコラ』が信頼に値する新興企業なのかどうかは、これからも問われ続けるでしょう。
PHOTO(C)『Nikola』
(柏ケミカル@dcp)