詐欺案件とされた水素トラック『ニコラ』の株価急騰!……本当に急騰なのか?

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調査&空売り集団『ヒンデンブルグ・リサーチ』(Hindenburg Research)のリポートによって、詐欺案件だったのかと耳目あを集めた燃料電池ドラックメーカー『ニコラ』(Nikola)。

同社は2020年09月30日に「革新的なテクノロジー、エネルギー、輸送ソリューションを提供するための戦略とビジョンを実行するニコラ」というリリースを発表しました。

同リリースには、これからのビジョンや何をいつまでに開発するか、そのマイルストーンが盛り込まれています。

例えば、

ドイツのウルム工場で、トラックの5つのプロトタイプのうちの第1号が数週間以内に完成予定
2021年末までに水素燃料電池駆動セミトラックのプロトタイプのテストを開始する予定
2021年末までにトラック製造工場の建設のフェーズ1を完了する予定

⇒参照・引用元:『ニコラ』公式サイト「革新的なテクノロジー、エネルギー、輸送ソリューションを提供するための戦略とビジョンを実行するニコラ」

といったことです。

韓国『ハンファ』詐欺案件とされた『ニコラ』から逃げられず!損切りもできない状況
詐欺案件と指摘され、株価が急落中のアメリカ合衆国企業『ニコラ』(Nikola)が韓国企業に思わぬ痛撃を与えていることが分かりました。韓国『ハンファ』グループが『ニコラ』の株式を大量に所有している!『ニコラ』は燃料電池トラックを製造する技術が...

でご紹介したとおり、韓国企業ハンファグループ』が「ロックアップ」で損切りもできず逃げられなくなっていますので、韓国メディアからも注目されています。

そのため、今回のリリースも『韓国経済』が取り上げ「反撃出ニコラ…株価日中15%急騰と記事にしているのですが……。

以下の『ニコラ』の株価チャートをご覧ください(チャートは『Investing.com』より引用)。

急騰っていうか……な感じです。今回のリリースでちょっとは戻しましたが、市場心理としては「まだ詐欺案件容疑を逃れたわけじゃないぞ」というところではないでしょうか。

(柏ケミカル@dcp)

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