突然で大変恐縮ですがアフリカのニュースです。
アフリカ中南部の「ザンビア」は世界的な銅の産地ですが、デフォルトほぼ確定です。
2020年10月14日、『Bloomberg』が「30億ドル規模のドル建て国債の利払いが迫っているがデフォルトすれば、アフリカ国家の中の最初のデフォルト例になるだろう」と報じました。
報道によれば、ザンビアは20日、債権者に対して「6カ月の利払いの猶予」を求めたのですが、債権者はすでに「No」と意思表示しているとのこと。
で、これだけではないのです。
21日にはユーロ債の利払い4250万ドル規模の利払い
も迫っています。
内実は借金まみれで「どうするんだよ」というザンビアなのですが、この債務にはあの中国が絡んでいます。
ザンビアの対外債務120億ドルの1/3は、中国が債権者
なのです。
中国の債権者は「延滞(ザンビア財務省によれば4億8,500万ドル規模の外債が延滞している)が片付かない限りは、利払いの猶予に応じない」という態度を見せている、とのこと。
これまた中国の「債務の罠」案件というわけです。もしかしたら銅の鉱山を差し押さえようなどと企んでいるのかもしれません。
(吉田ハンチング@dcp)