アメリカ合衆国の制裁措置を受けている中国企業といえば『ファーウェイ』(Huawei:華為技術)が最も知られています。日本ではあまり一般的ではないかもしれませんが、通信機器で有名な『ZTE』(中興通訊)もまた制対象となっています。
この『ZTE』の2020年第3四半期の決算が2020年10月28日に公表されました。
2020年第3四半期の決算
売上高:269億元
純利益:8億5,000万元(前年同期比:68%減少)
売上高:269億元
純利益:8億5,000万元(前年同期比:68%減少)
純利益がほぼ7割減ったのです。
ただし、これにはからくりがありまして、実はR&D(研究開発)に大量の資金を突っ込んでいるのです。第3四半期だけ見ても前年同期比40%超増加させています。さらにここまで売上高の15.4%もR&Dが積み上がっています。
これは、合衆国の制裁措置を受けて骨身に染みたので、独自技術の開発を行うためだと見られています。ですので、制裁措置を受けて会社が危ないのではなく、ある意味死んだふりかもしれないのでです。中国企業は油断ができません。
合衆国の制裁とその解除 「ZTE」の例まとめ
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(吉田ハンチング@dcp)