韓国『産業銀行』がLCC3社も統合だ!と言う

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韓国の国策銀行『産業銀行』が、『大韓航空』を傘下に持つ『韓進グループ』に『アシアナ航空』を売却するというビッグディールを手掛け、ノリに乗っています。

この勢いで3つLCC格安航空会社)も統合してしまうつもりのようです。『亜州経済(日本語版)』に以下のような記事が出ました。

大韓航空によるアシアナ航空の買収合併を推進している産業銀行が、格安航空会社(LCC)3社も統合するという計画を明らかにした。

産業銀行のチェ・デヒョン副頭取は16日、大韓航空とアシアナ航空の統合を骨子とする航空運送産業競争力強化方案に対するオンラインブリーフィングを通じて「韓進側がジンエアー・エアプサン・エアソウルの3社を段階的に統合する計画」と述べた。
(後略)

⇒参照・引用元:『亜州経済(日本語版)』「産銀『ジンエアー・エアプサン・エアソウルLCC3社も統合』」

ジンエアー』は『大韓航空』のグループ企業で、つまりは韓進系です。『エア釜山(プサン)』『エアソウル』の2つはそもそも『アシアナ航空』の系列会社です。この3つもこれを機会にガッチャンコしちゃおうというわけで、なかなかいいプランではないでしょうか。

以前にご紹介したとおり、韓国にはLCCが9つもあってそもそも多すぎです。しかも、どのLCCも昨年の日本による「輸出管理強化」を機に発生した「NoJapan運動」によってドル箱だった日本路線で急激にお客さんを失い、このコロナ禍で経営が傾いて大赤字の巻――となっています。国策銀行である『産業銀行』からすれば、まとめてしまえば本当に助かる!なのです。

労働組合が反対するかもしれませんが、一気呵成に実行するのが良策でしょう。問題なのは、ゴリゴリの左派である文在寅大統領の意向ではないでしょうか。おっかしな鶴の一声を出さなければいいのですが。

「月城1号の廃炉問題」のように文大統領の一声で官僚が慌ててそちらに動き……なんてことが起こらないといいですね。

(吉田ハンチング@dcp)

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