2021年01月22日、韓国の潜水艦(214級:孫元一級)が日本海で活動中に「機能障害」に陥り、タグボートで引かれて基地に撤収するという椿事が発生しました。
『朝鮮日報』『中央日報』『東亜日報』などが報じています。この214級は「非大気依存推進システム(Air Independent Propulsion:略称AIP)」を搭載した最新鋭のものとされますが、「原因不明の推進系統の異常警報が発生した」となっており詳細は不明です。
タグボートに引かれなければならなかった、ということは自力で移動できなかったわけですから、まあ立ち往生したのです。この潜水艦は5月までの予定で定期的な点検に入っており、その試運転でこのような事態になった――と説明されています。
214級は、2000年にドイツから技術の提供を受けて、『現代重工業』『大宇造船海洋』が9隻を建造しています。1隻4,500億ウォン(約423億円)なので9隻で総額4兆500億ウォン(約3,807億円)です。
『朝鮮日報』が記事内で214級トラブル史を書いていますので、それを以下に引きます。
2011年05月:デッキを固定するボルトが折れる
2013年:騒音問題で解体作業
2014年:燃料電池の性能不足を国政監査が指摘
2015年:元艦長などが検察に捜査を受ける
(軍に納入する際に性能を不正に評価した疑い)
2015年:潜水艦のプロペラで151個の亀裂を確認
(ドイツ製は問題がなかった。韓国産の不具合)
2013年:騒音問題で解体作業
2014年:燃料電池の性能不足を国政監査が指摘
2015年:元艦長などが検察に捜査を受ける
(軍に納入する際に性能を不正に評価した疑い)
2015年:潜水艦のプロペラで151個の亀裂を確認
(ドイツ製は問題がなかった。韓国産の不具合)
最新鋭の潜水艦とのことですが、こうして並べると本当にそうなのかがはなはだ疑問です。
ちなみに『中央日報(日本語版)』は2020年11月10日に以下のようなりりしい記事を出しています。
きっとタグボートに引かれて基地に帰投する姿もりりしかったのでしょうね。
(吉田ハンチング@dcp)