アメリカ合衆国で国債金利が上昇し(2021年03月22日13:28「1.67%」)、韓国でもその影響でドタバタになっております。連れ高の影響をできるだけ抑えようと、韓国銀行は慌てて韓国債を2兆ウォン買い入れました。
その一方で、『韓国銀行』は発行予定だった約3兆ウォン分の「通貨安定証券」の額を「1兆4,000億ウォン」(約1,344億円)に半減させました。
「通貨安定証券」は、世界的に見ても希有な中央銀行が発行する債券です。これは市中のお金を吸収する機能も果たします(発行した分市中からお金がなくなるので)。
しかし、合衆国発のインフレ(物価上昇)懸念が起こっていますから、市中のお金を吸収するのはマズイです。お金の量が減って物の価値が上昇し、インフレを促進することになるからです。
この『韓国銀行』の動きを見ても、韓国の金融当局が相当インフレを懸念していることが分かります。
「通貨安定証券」とは?
韓国の経済について語るときに必ずといっていいほど「通貨安定証券」が話題に上ります。この通貨安定証券は、韓国の中央銀行「韓国銀行」が発行する債券で、「市中のお金の量を調節するため」に発行されるものです。中央銀行がお金を吸収するのに使えます!市...
(吉田ハンチング@dcp)