アメリカ株式市場で株価が急落。日本の株式市場もそれに追随する形となっています。下落ぶりをチャートで確認してみましょう(いずれも『Bloomberg』より引用)。まずは『S&P500』です。
次に『ダウ工業株30種平均指数』(Dow Jones Industrial Average)。
最後に『ナスダック総合指数』(NASDAQ Composite Index)です。
どのINDEX(指標)をとっても「なんだこりゃ」というような無残な急降下です。ただ合衆国の市場関係者からは「いささか遅きに失した」という声が挙がっており、調整局面が訪れることは分かっていたようです。
トランプ大統領は、今回の急下落がFRB(Federal Reserve Boardの略:連邦準備制度理事会)の金利引き上げのせいで起こったとして「(FRBは)正気を失っている」と批判しています。しかし、この批判に対して各国の中央銀行総裁から「FRBは悪くない」という意見が寄せられています。中央銀行の独立性にも関わることなのでどの総裁も黙ってはいられないのでしょうね。
(柏ケミカル@dcp)