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トランプ師匠はシリコンバレーが嫌い?

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日本ではあまり知られていないようですが、合衆国のトランプ大統領はハイテク産業の基地ともいうべきシリコンバレーに圧迫を加えています。その理由は、まずトランプ大統領が共和党の大統領であることにあります。

シリコンバレーはリベラルな気風の企業が多く、民主党の大票田となっています。’80年代にはまだハイテク企業も若く、力もそこまで大きいものではありませんでしたが、現在では売上は巨大となり世界のトレンドを左右することができるほどとなっています。

共和党からすれば、シリコンバレーが大きな力を持っているのは望ましいことではありません。実際トランプ政権発足からこっち、大統領はシリコンバレーに圧迫をかける政策を取り続けています。たとえば、移民・難民入国禁止令若年移民に対する国外強制退去の延期措置の終了宣言などはその例です。シリコンバレーでは海外から多くの技術・才能ある若者を受け入れています。その中には企業で技術的に大きな役割を果たしている人もいます。それらの人が合衆国にとどまれないとしたら大問題です。

トランプ大統領の言うとおり海外から合衆国にやって来る人の中には悪人がいるかもしれません。しかし合衆国が、特にシリコンバレーが世界をリードする最先端のIT技術を保持し続けたいのであれば、海外から広く人材を受け入れなければいけないのも確かなのです。

(柏ケミカル@dcp)

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