「割安株」を見つけるための指標(INDEX)について5回続けて更新してきたのですが、今回もINDEXについてです。ただし、今回はINDEXの「系統」についてです。株式銘柄を分析する際に使うINDEXには「トレンド系」「オシレーター系」などと分類されます。このような名前も初心者にとってはとっつきにくいもの。今回は「オシレーター系」についてです。
「オシレーター(oscillator)」はそもそも「振動するもの」という意味。株式取引の世界では、株価、出来高(取り引き量)が激しく振幅します。この振幅に注目して作られたINDEXを「オシレーター系」と呼んでいます。
オシレーター系のINDEXには以下のようなものがあります。
・ABレシオ
・CMO
・MACD
・RCI
・ROC
・RSI
・RVI
・%Rオシレーター(ウィリアムズ%R)
・アルティメット
・オーサム
・サイコロジカル
・ストキャスティクス
・ボリンジャーバンド
・モメンタム
・商品チャネル指数(CCI)
他にもありますが、これでも多く紹介している方でしょう。この中の「RSI」はすでに紹介しましたね。全部を知らないと取り引きできないのかというと全くそんなことはありません。市場の動向を使うために、こうでもない、ああでもないと多くの人が試行錯誤した結果、これらのINDEXが生み出されたのです。
どれか一つで売買タイミングが分かるといことはありません。どんなシチュエーションでも使える万能のINDEXというものはないのです。自分の判断基準となるINDEXはやはり自分で探すしかないのが現実です。
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(高橋モータース@dcp)