日本ではあまり報じられていませんが、アメリカ合衆国では北朝鮮の核問題が急浮上しています。アフガニスタン撤退問題でバイデン政権の屋台骨が揺らぐような衝撃となりましたが、ここで失点を重ねるわけにはいきません。
このタイミングで中国の王毅外相が韓国を訪問します。訪韓は2021年09月14~15日です。
以下は韓国の外交部が出したプレスリリースです。
⇒参照・引用元:『韓国 外交部』公式サイト「王が中国国務委員兼外交部長の訪韓」
上掲のプレスリリースのよれば、韓国の鄭義溶外相が王毅外相に訪韓を要請したことになっています。
Money1でもご紹介したとおり、この鄭外相は、中国に請われ、台湾情勢が白熱している最中に台湾北岸の厦門まで出向いて会談を行うという人物です。
外交情勢に無知なのか、中国に飲み込まれていい、あるいはアメリカ合衆国との関係がどうなってのいいと考えているのか、よく分かりませんが、この時期に王毅外相を呼んで中韓外相会談を行うというのは相当な神経です。
プレスリリースによれば以下のような内容を期待しているとのこと。
●今回の中韓外相会談は、中韓修交30周年を控え、両国間のハイレベルのコミュニケーションを強化し、未来志向的な両国関係と相互の実質協力と友好感情の増進を模索する重要な契機になると期待される。
●今回の訪韓きっかけに「2021-2022韓中文化交流の年」推進と関連して、中韓人文交流の促進委が開催され、最近、中韓関係の未来の発展委員会発足(8.24)などと共に両国間の友好・協力の強化に寄与するものと期待される。
●また、鄭長官は今回の会談で、王国務委員と朝鮮半島と周辺地域および国際問題などについて綿密な意見交換を行う予定である。
※データ引用元は同上
文在寅政権は末期となり、なんとかして北朝鮮との首脳会談をもう一度行いたいと考えていますので、これについても協力を求めるものと思われます。
(吉田ハンチング@dcp)