中国「CPTPP加盟国は中国市場が欲しいんだろう?」徹底的に厚顔無恥な態度

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「いい気なもんだ」という話です。

中国が『CPTPP』正式加盟申請を行ったことが明らかになり、日本どころか世界中で「本気なのか?」と注目されています。中国でも『CPTPP』加盟各国からの反応は気になるようで、各種メディアで本件について記事が出ています。

オーストラリア、日本はさっそく「入れるわけないだろ」的な反応をしたわけですが、当の中国は「断られるわけないだろ」的な態度です。

なぜそんな自信が持てるのか、自由主義陣営の国からすれば理解しがたいのですが、どうも「『CPTPP』加盟国は中国市場で商売できることに魅力を感じているはずだ」と思い込んでいるようなのです。

例えば、中国共産党英語版御用新聞『Global Times』の記事には以下のように書いています。

(前略)
Thirst for Chinese market
中国市場への渇望

However, despite the potential challenges, experts stressed that countries are thirsty for China’s vast market not only in terms of traditional commodities, but also the services industry, and therefore they will seek to secure business cooperation with China via such regional agreements as CPTPP.

しかし、潜在的な課題があるにもかかわらず、専門家は、各国が中国の広大な市場を伝統的な商品だけでなく、サービス産業の面でも渇望しているため、『CPTPP』のような地域協定を通じて中国とのビジネス協力を確保しようとしている、と強調しています。

For instance, when Japanese cars lose favor in China because of China’s development of electric vehicles, it will see China’s cooperation in areas like tourism, services and finance, to which the CPTPP will provide a sound cooperation basis and favorable terms, said Tian Yun, former vice director of the Beijing Economic Operation Association.

例えば、中国が電気自動車を開発したために日本車が中国で人気を失った場合、観光、サービス、金融などの分野で中国が協力することになり、『CPTPP』は健全な協力基盤と有利な条件を提供することになるだろうと、北京経済運営協会の元副所長、Tian Yun氏は述べている。
(後略)

⇒参照・引用元:『Global Times』「China’s CPTPP application faces hurdles, but vast market ‘irresistible’」

このように、中国側の認識では「『CPTPP』加盟国は中国の市場を渇望しているのだ」という認識なのです。

自由主義陣営国は、中国リスクをあらためて認識させられており、渇望どころか中国の市場(と中国共産党)にうんざりしているのは理解していないのです。

ですので、中国はけっこう本気で『CPTPP』加盟を考えているのではないでしょうか(自分については無知なぶん厚顔無恥な態度に出られるわけです)。今ならアメリカ合衆国が不在だというのも魅力に感じているのでしょう。

断られたら「本気じゃなかった」と言い出すかもしれませんが。

(吉田ハンチング@dcp)

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