アメリカ合衆国の連邦政府機関の閉鎖(government shutdown)を解消する法案がやっと上院で可決されました。トランプ大統領・共和党・民主党がようやく妥協したわけですが、これには大統領肝いりの「壁建設予算の約57億ドル」は入っておりません。
3週間かけてみっちりと壁建設についての協議が行われる前提で妥協しましたので、この協議の行方によってはまたぞろ「閉鎖」あるいは「非常事態宣言」の可能性が出てきます。日本人からすれば、頻繁に政府機関が閉鎖されるというのが信じられませんが、「抵抗できることは全部やる」という姿勢、また「おかしなことに税金が使われるのに抵抗する余地を残しているシステム」は、ある意味民主主義国家らしいといえるのかもしれません。
(柏ケミカル@dcp)