中国『恒大集団』子会社株の売却で5,700億円を入手か

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いつ飛ぶのかが世界的に注目されている中国『恒大集団』。間が悪いことに中国は現在国慶節で10月01~07日まで連休です。

先にご紹介したとおり、負債圧縮、利払いを行うため、保有していた『盛京銀行』の株式を売却して現金を入手するドタバタになっています。

新たな売却情報が浮上しています。

合生创展』(Hopson Development:ホプソン・ディベロップメント)が『恒大集団』(Everegrande Gorup)の子会社『恒大物业』(Evergrande Propety:エバーグランデ・プロパティ)の株式51%を取得する――というのです。

ホプソン・ディベロップメント』は日本では全く聞かない企業ですが、広東省では五本の指に入る不動産ディベロッパーです。1992年、朱孟依さんによって香港で設立されました。1998年には香港市場に上場。2021年上半期にはドル換算で「約21億ドル」の売り上げを上げています。

この株式取引は400億香港ドル(約5,732億円)規模になると推定され、また『恒大集団』は200億香港ドル(約2,866億円)を債務返済にあてるのではないかとも予測されています。

2021年10月04日、香港市場において『恒大集団』の株式は取引停止になりましたが、実はこの『ホプソン・ディベロップメント』もまた取引停止になっているのです。

以下をご覧ください(チャートは『Investing.com』より引用)。


↑『合生创展』(Hopson Development:ホプソン・ディベロップメント)の株価チャート。2021年09月30日を最後にチャートは止まっている。

この取引が実際に行われるのか(行われたのか)はまだ明らかになっていません。

ただ、やはり「5,732億円」が入手できたとしても負債が多すぎて焼け石に水な感じは否めません。

(吉田ハンチング@dcp)

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