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韓国「輸入物価」上昇でピンチ。貿易のもうけが減る

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韓国は輸出一本で食べている国です。輸出入で大きな利益を稼がないと、お金が外国に出て行くばかりになってしまいます。

輸出 – 輸入」の貿易のもうけ(貿易収支)が大きくないと国が持たないわけです。輸入金額が膨らむと貿易収支が小さくなり、困ったことになります。

現在、韓国はこの輸入金額の増大という困った事態に見舞われています。

他ならぬ資源価格の高騰、インフレ圧のためです。韓国は、原材料・中間材を輸入して完成品を輸出するという形態なので、原材料・中間材の価格が高騰すると、(容易に完成品の価格に転嫁できないため)輸入金額の増大が輸出金額の増大を上回り、その結果貿易のもうけが減少するのです。

2021年10月14日、『韓国銀行』から「2021年09月の輸出入物価指数」が公表されましたが、この状況を如実に示したものとなっています。

2021年09月
輸出物価指数
⇒対前月比:1.0%上昇
⇒対前年同期比:20.2%上昇

輸入物価指数
⇒対前月比:2.4%上昇
⇒対前年同期比:26.8%上昇

⇒参照・引用元:『韓国銀行』公式サイト「2021年9月の輸出入物価指数」

上掲のとおり、輸出輸入の物価指数を比較すると、対前月比、対前年同期比ともに輸入物価指数の方が上昇幅は大きいのです。

特に対前年同月比では、「輸出:20.2%上昇」に対して輸入は「26.8%」も上昇しています。

これで貿易収支が赤に転じたりはしませんが、韓国にとって最重要な貿易収支が小さくなるのは確かで、実際毎月公表される国際収支統計でもそのようになってきています。

韓国にとってはピンチな状況です。

(吉田ハンチング@dcp)

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