おススメ記事

どうした韓国『カカオ』グループ。時価総額68兆が蒸発

広告

『Kakao(カカオ)』『KakaoBank(カカオバンク)』『KakaoPay(カカオペイ)』といえば、韓国のIT企業の中でも優良企業とされています。

『カカオ』をコアに、ネット銀行業務を営む『カカオバンク』、決済システム・ウォレット業務を担当する『カカオペイ』のトリオは、一般からの認知度も高く、日本でも名前が知られた企業といっていいでしょう。

ところが、このグループ企業の株価が非常に低迷しているのです。

以下をご覧ください(チャートは『Investing.com』より引用:以下同)。まずは『カカオ』です。

『カカオ』はついに株価が10万ウォンを割りました。

ローソク足の実体線での最高値(さいたかね)は2021年06月24日の始値「17万2,000ウォン」。そこから三段オチで下落し、2022年01月11日の終値が「9万5,000ウォン」です。

株価は「44.8%」下落しました。

06月24日の最高値から直近までで時価総額「34兆2,424億ウォン」を喪失しています。

次に『カカオバンク』。

同社は2021年08月06日に大きな期待を背負って上場したのですが、直近01月11日の終値は「4万9,350ウォン」ですから、上場初日の始値「5万3,700ウォン」を割り込み、上場後の最安値更新です。

最高値は2021年08月20日の始値「9万2,800ウォン」だったので、株価は「46.8%」下落しました。

時価総額は「20兆6,431億ウォン」が蒸発したことになります。

最後に『カカオペイ』。

2021年11月03日に鳴り物入りで上場を果たしたのですが、上場初日の始値が「18万ウォン」で、2022年01月11日の終値が「15万ウォン」ですから、こちらも初値を割りました。

最高値は2021年11月30日の「24万ウォン」ですので、直近01月11日の株価は「37.5%」の下落。

時価総額「11兆8,695億ウォン」を失いました。

最高値から直近まで失った時価総額をまとめると以下のようになります。

喪失した時価総額
『カカオ』:34兆2,424億ウォン
『カカオバンク』:20兆6,431億ウォン
『カカオペイ』:11兆8,695億ウォン
小計:66兆7,550億ウォン

最高値から直近まで、『カカオ』グループの上場3社で合計「約68兆ウォン」の時価総額を喪失しています。

『カカオ』グループは韓国を代表するIT企業です。韓国では「いくらなんでも株価が低迷し過ぎ」という声が出ており、反転攻勢が期待されていますが、果たしてどうなりますか……。

(吉田ハンチング@dcp)

広告
タイトルとURLをコピーしました