韓国産業通商資源部の呂翰九(ヨ・ハング)通商交渉本部長がイギリスを訪問し、英韓FTA、『CPTPP』加盟問題について通商長官会議を行いました。
2022年02月08日、韓国側からプレスリリースが出ましたのでご紹介します。
以下です。
(前略)
➌両国通商長官は包括的・漸進的環太平洋『CPTPP』加入のため緊密に協力していくことにする-韓国とイギリスは2019年FTA交渉過程でも『CPTPP』関連情報共有などを協力してきたことがあり、イギリスは2021年02月のCPTPP加入申請後、2021年06月から加入作業班を設置、現在初の『CPTPP』加入交渉が進行中である。
– 韓国側の03-04月頃『CPTPP』加入申請書提出計画について『CPTPP』をさらに拡大発展させる重要な進展と評価し、加入過程の積極支援を約束。
– 両国は、『CPTPP』が開放的、包括的、透明なアジア地域を代表するグローバルで一般的なプラットフォームに発展していくためには、同加入交渉が円滑に進むことが重要であることに共感し、『CPTPP』加入に関連して両国の通商当局が緊密に協力していくことにする。
(中略)
ㅇ両国は、英韓FTA改善交渉の推進方案など、韓・英通常協力とともに、炭素中立など気候危機対応過程で急浮上した「貿易と環境」の問題に対する深い議論の進行
ㅇ特に、韓国の新南方政策やイギリスのアジア太平洋地域に対する両国の関心が高いだけに、民主主義、自由貿易、多国間体制などの価値を共有する両国が今後アジア太平洋地域の新たな通商秩序形成そして『CPTPP』加入の推進過程で緊密に協力していくことに共感する。
(後略)⇒参照・引用元:『韓国 産業通商資源部』公式サイト「韓・英自由貿易協定(FTA)改善推進宣言と核心サプライチェーン協力了解覚書(MOU)締結」
「イギリスは韓国の『CPTPP』加盟に賛成しているのに日本は反対するのか」などと言いだしそうな雰囲気になってきました。
ちなみに、イギリス・韓国のFTAは2021年に発効しましたが、両国間の貿易額の推移は以下のようになっています。
⇒参照・引用元:『韓国 産業通商資源部』公式サイト「韓・英自由貿易協定(FTA)改善推進宣言と核心サプライチェーン協力了解覚書(MOU)締結」
韓国は、2021年にはイギリスとの貿易で「2億ドル」をもうけています。
(吉田ハンチング@dcp)