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韓国財務省が危機感を露わにする。悲痛な「最低でも40兆」突っ込む!

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韓国経済が危なくなっています。いつも韓国をドボン騒動に導く発端は「貿易収支の減少、および赤字転落」です。

通関ベースとはいえ、貿易赤字が連続していますので、これが経常収支の赤字につながれば本当にドボン騒動が起こる可能性が高まります。

韓国は輸出1本で食べている国なので、貿易黒字が出ないことには国が傾くのです。


↑秋慶鎬(チュ・ギョンホ)副首相兼企画財政部長官の話を真剣な面持ちで聞く尹錫悦(ユン・ソギョル)大統領。これはいい写真です。

2022年07月11日、企画財政部(財務省に相当)が尹錫悦(ユン・ソギョル)大統領になってから初めての業務報告会を行いましたが、そのプレスリリースの中に注目すべき点があります。

以下です。

➋ 景気不確実性に対応して輸出・投資活力の向上を推進
輸出増加の勢いを維持するため、金融・物流・マーケティングなど総力支援

*貿易金融支援を40兆ウォン以上拡大、物流難を解消するため、臨時船舶投入(毎月4隻以上)など

⇒参照・引用元:『韓国 企画財政部』公式サイト「企画財政部業務報告実施」

輸出増加の勢いを維持するために」というのが注目ポイントです。

Money1でも何度もご紹介していますが、韓国の輸出が増加しているのは確かです。しかし、輸入が輸出よりも大きく増加しているため、「輸出 - 輸入」の貿易収支、すなわち貿易のもうけが小さく、あるいは赤字になっています。

例えば、直近の07月01~10日の通関ベースの輸出入実績は、以下のとおりでした。

2022年07月01~10日
輸出:157億8,300万ドル+4.7%
輸入:213億1,100万ドル+14.1%
貿易収支(輸出 – 輸入):-55億2,800万ドル

()内は対前年同期比

⇒参照・引用元:『韓国 関税庁』公式サイト「2022年07月01~10日の輸出入動向」

対前年同期比で輸出は「+4.7%」なのに、輸入は「+14.1%」で、結果、貿易収支は赤字です。

輸入が減らないのであれば、当たり前ですが輸出を伸ばすしかありません。

秋慶鎬(チュ・ギョンホ)副首相兼企画財政部長官は、合理的にこれしかないと判断しているのです。極めて正しい結論といえます。

輸出を伸ばすために、企画財政部として、つまり政府としてできる限りのことをする――と尹錫悦(ユン・ソギョル)大統領に報告したわけです。

輸出を伸ばすため金融支援を最低でも40兆ウォン突っ込むとしているのも悲痛な覚悟といえます。

これにより、貿易金融支援規模は当初予定していた261兆3,000億ウォンから、最低でも301兆3,000億ウォンまで膨らみます。

コンテナ不足などで輸出が滞るのを防ぐために毎月4隻の臨時コンテナ船を投入するというのも危機感の表出といえます。

韓国政府は貿易でのもうけが出なくなると国が傾くのを十分に理解し、打てる手は全部打とうとしています。「輸出が増えているので大丈夫ー」とうそぶいていた、前ボンクラ政権よりよほど信用できます。

が、問題は間に合うかです。

(吉田ハンチング@dcp)

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