世界的な物価高騰、インフレでどの国もヒーヒーいっています。日本はまだしもマシで、アメリカ合衆国はそろそろ沈静化しそうではありますが、欧州ユーロ圏(ユーロ使用の19カ国)がいけません。
CPI(消費者物価指数)の急上昇が止まらないのです。
以下は『eurostat』が2022年10月31日に公示したデータですが、とうとう10月には「10.7%上昇」を記録すると予想されました。
⇒参照・引用元:『eurostat』公式サイト「Euro area annual inflation up to 10.7%」
対前年比で「10.7%」上昇で、これは関連統計を取り始めた1997年以来の最高値です。
ユーロ圏は2021年11月から10月まで12カ月連続で最高値を更新し続けています。
『IMF』の「ユーロ圏の国々の半分が今後数か月で景気後退に陥る可能性がある」という予測は現実味を増してきました。
「GDP成長率が2四半期連続でマイナスになると景気後退」と定義されていますが、クリスタリーナ・ゲオルギエバさんは「ヨーロッパの人々の損失は非常に劇的」と述べています。
極めてダメっぽい感じになっている欧州で、住んでいる人はたまったものではありません。
(吉田ハンチング@dcp)