『韓国銀行』総裁が日本へ。「日韓相互の関心事」ってなんだ?通貨スワップじゃあるまいな

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2023年05月26日、『韓国銀行』が以下のプレスリリースを出しています。李昌鏞(イ・チャンヨン)総裁が『日本銀行 金融研究所』主催の「2023年国際会議」に出席するため、29日に出国し31日に帰国するというのです。

李昌鏞(イ・チャンヨン)『韓国銀行』総裁は、東京で開催される『日本銀行 金融研究所』*主催の「2023国際会議」に出席するため、05月29日(月)に出国し、05月31日(水)に帰国する予定。

*Institute for Monetary and Economic Studies(IMES), Bank of Japan

◯カンファレンスは05月31日(水)~06月01日(木)の両日、「通貨政策の古い課題と新たな課題(Old and New Challenges for Monetary Policy)」をテーマに開催され、主要国の中央銀行総裁、国際金融機関関係者、海外著名人らが参加する。

◯李総裁は基調講演者であるモーリス・オブストフェルド(Maurice Obstfeld)アメリカ合衆国『カリフォルニア大学』*教授と対談を行う予定
*University of California, Berkeley

一方、李総裁は出張期間中、日本の金融界関係者らと面会し、グローバル金融経済情勢など相互の関心事について意見を交換する一方、『韓国銀行』東京事務所も視察する予定。

⇒参照・引用元:『韓国銀行』公式サイト「李昌鏞(イ・チャンヨン)『韓国銀行』総裁、日本銀行金融研究所主催2023年国際会議に出席」

嫌な予感がしないでしょうか。

『日本銀行金融研究所』は日本銀行の内部組織の一つで、金融経済の理論、制度、歴史に関する基礎的研究を行う研究所です。まあそれはいいのですが、そもそもカンファレンスは05月31日(水)~06月01日(木)の2日間。

しかし、李昌鏞(イ・チャンヨン)総裁は前入りします。29日に韓国を出発ですが、隣の日本には29日中につきます。では、カンファレンス開始前の30日(火)は、丸1日何をするのでしょうか?

「日本の金融界関係者らと面会し、グローバル金融経済情勢など相互の関心事について意見を交換する」「『韓国銀行』東京事務所を視察する」となっています。

相互の関心事」ってなんでしょうか。

日本側には全くなんの得もない「日韓通貨スワップじゃあるまいな」――です。

岸田首相が「尹錫悦(ユン・ソギョル)大統領と応援してやろう。通貨スワップの締結だ」などと考えていないことを心から祈念いたします。

杞憂に終わればいいのですが。

(吉田ハンチング@dcp)

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