人口減少によって世界で一番先に消滅する国と目されている「韓国」。合計特殊出生率が「0.78」の世界最低ですので、この未来は覆すことができません。
日本は韓国がそのような国であることも見越して付き合いを考える必要があります。
付き合いはともかく、韓国の『大韓商工会議所持続成長イニシアチブ』(SGI)は2023年07月20日、かなり衝撃的なリポートを出しました。
低出産・高齢化が深まり、職場が早く老いていっている。
韓国の就業者の平均年齢は2022年時点で約46.8歳と推定される。
一方、統計庁の将来人口推計に基づいて、現在の性別・年齢別雇用率が維持されるという仮定の下に就業者平均年齢を求めてみると、韓国の就業者平均年齢は2050年には53.7歳まで高まると予測される。
これは『OECD』加盟国平均である43.8歳より約9.9歳高い数値だ。
韓国の就業者が高齢化することは、革新的なアイデアを供給する若い人材が不足し、企業の生産性が低下する可能性を示唆する。
国家間の競争が熾烈になり、技術変化のスピードが速くなる状況で、韓国が持続可能な成長を達成するために、低出産対策の効率化、高齢層の生産性向上、賃金体系の改編、人材需給改善などの対策が必要だ。
2022年段階で、就業者の平均年齢が約46.8歳というのも大概ですが、これが2050年になると「53.7歳」に達するというのです。
以下は『SGI』のリポートにある、2022年と2050年の「韓国の人口ピラミッド」の比較です。
↑あくまでも予測ですが、下の「2050年の人口ピラミッド」はかなり厳しいものです。
人生100年時代といわれますので、53.7歳なら「まだ半分ぐらい」といえるかもしれませんが、現在韓国が誇っている産業が果たして維持できるのかという問題はもっとクローズアップされなければならないでしょう。
(吉田ハンチング@dcp)