韓国「内需不振」が鮮明に。全滅の勢いで下落

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2023年11月10日、韓国の統計庁が「2023年第3四半期製造業国内供給動向」のデータを公表したのですが、これが非常に興味深い内容です。

端的にいって「全部悪い」のです。

(国内供給動向) 2023年第3四半期の製造業の国内供給は、国産と輸入製品の供給が共に減少し、前年同期比4.1%減少した。

(国産・輸入)国産は1.6%減少、輸入製品は9.2%減少

(財別)最終財は4.9%減少(消費財: -3.5%、資本財: -6.8%)、中間財は3.2%減少
-消費財は自動車、食料品などが減少
-資本財は機械装備、医療精密光学などが減少。
-中間財は電子・通信、化学製品などが減少。

(業種別)基幹輸送機器(24.4%)などは増加したが、電子・通信(-13.6%)、機械装備(-11.8%)などは減少

(輸入占有率)27.3%で前年同期比2.4%ポイント下落

(最終財)29.4%で前年同期比3.0%ポイント下落
-(消費財)28.7%で前年同期比3.1%ポイント下落
-(資本財) 30.5%で前年同期比2.7%ポイント下落

(中間財)26.0%で前年同期比2.1%ポイント下落

⇒参照・引用元:『韓国 統計庁』公式サイト「2023年第3四半期製造業国内供給動向」

上掲のとおり、何もかもが対前年同期比でマイナスで、製造業における国内供給、すなわち内需が低下しています。

ご注目いただきたいのは、国産品、輸入が共に低下している点です。

何度もご紹介していますが、輸入というのは「外国からする消費」ですから、つまり消費が低迷していることも示しています。特に韓国の場合は、組み立て国家という側面もあるので、中間財、資本財の低下は大変によくありません。

製品化して輸出につながる大本のところが弱っていることを示すからです。ちなみにこの減少は2022年第4四半期以降で、最大の減少傾向です。モロに内需が不振であることを示すデータであり、こういうのを不景気といいます。

(吉田ハンチング@dcp)

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