日本では「中国の皆さんが日本の土地を購入している」という件が話題になったりします。実は、面白いことに韓国でも同様なことが注目されています。先にご紹介した韓国の済州島です。
↑済州島は対馬海流(暖流)の影響で温暖な気候で知られています/PHOTO(C)Google Map
済州島は「韓国のハワイ」と呼ばれることがある風呼明媚なところです。
日本からはすぐそこですが、中国からも近いので、中国のお金持ちの皆さんも「ここの土地を買おう!」と思うのでしょう。
済州特別自治道によると、コロナ禍があけて2023年01~08月に「済州地域観光・休養施設投資移民制度」を通じて54人が居住(F-2)ビザの発給を受けたとのこと。投資額に換算すると182億9,500万ウォンです。
2020~2022年、3年間での実績が49人(80億7,000万ウォン)なので、これは異常な増加といえます。2023年は08月までで過去3年より約2.3倍に増えたのですから。
中国の富裕層が国外脱出の準備をしているものと見られます。
済州島は、投資ビザ発給制度が導入された2010年以来、2022年までの投資実績は1,915件。投資資金は1兆2,616億ウォンに達します。居住ビザを発給された外国人は5,366人、永住権取得は1,697人とのこと。
『毎日経済』の報道によれば「済州道の関係者は『投資家の97%以上が中国人』」と述べているとのこと。
(吉田ハンチング@dcp)