韓国の「ラーメンと海苔とK-POP」に拍車がかかってきました。
韓国メディアが「国内ラーメン『ビッグ3』メーカーの『農心』『三養食品』『オトギ』が『Kラーメン』シンドロームを起こし、過去最大の業績を叩き出した」と報じています。
『Kラーメン』シンドロームというパワーワードが登場しています。
この3社が2023年にどのような業績だったかというと――。
総売上:3兆4106億ウォン(9.0%)
営業利益:2,121億ウォン(89.1%)
●『三養食品』
総売上:1兆1,929億ウォン(31.0%)
営業利益:1,468億ウォン(62.0%)
●『オトギ』
総売上:3兆4,545億ウォン(8.5%)
営業利益:2,548億ウォン(37.3%)
※( )内は対前年同期の増減
『農心』は、総売上が「9.0%」しか伸びていないのに営業利益は約9割も増えています。
日本でも辛ラーメンでおなじみの『農心』は、辛ラーメンの海外での売上を以下のように伸ばしています。
2022年:6,200億ウォン
2023年:7,100億ウォン
『三養食品』も頑張っていて、2023年には海外での売上が「2,000億ウォン」に達しました。また、初めて総売上が上掲のように「1兆ウォン」を超えました。
韓国メディアは「三養食品は創業以来、初めて売上高『1兆ウォンクラブ』に加入した」と書いています。そんなクラブがあるのかどうかは知りませんけれども。
ちなみに「カップヌードル」でおなじみの『日清食品ホールディングス』は、2023年3月期で通期連結「総売上:6,692億円」※です。
※営業利益は556億3,600万円
ざっくり10倍でウォン建てにしてみると「6兆6,920億ウォン」ですから、『農心』の「総売上:3兆4,106億ウォンの約1.96倍あることになります。
ともあれ韓国のラーメンは、産業通商資源部が特筆するほど売上を伸ばしています。もっとも「K-ラーメンシンドローム」と、どこで呼ばれているのかは……分かりません。
(吉田ハンチング@dcp)