アメリカ合衆国の電気自動車メーカー『Tesla(テスラ)』の株価が低迷しています。以下をご覧ください(チャートは『Investing.com』より引用:以下同)。
2024年04月19日(金)の終値は「147.05ドル」で、150ドル割れが確定しました。
上掲は日足のチャートですが、ローソク足1本が1週間の値動きを示す「週足」で見ると、今週はさらに深刻です。以下をご覧ください。
2024年04月第3週目はドン!と下落した男らしい陰線となりました。
こうなると2023年01月第1週目の抵抗線まで下がるんじゃあるまいな……が懸念されるわけです(ちなみにこのライン、ローソク足の終値は「113.06ドル」)。
この下落は韓国でも注目されており、個人投資家の皆さんが阿鼻叫喚、怒り心頭となっています。
一応、アメリカ合衆国株式市場を牽引する銘柄として「Magnificent Seven(マグニフィセントセブン:M7)」に数えられているので、お金を投じている方が多いからです。
海外(特に合衆国)の株式市場に投資する個人投資家のことを韓国では「西学アリ」といいます(韓国内の株式に投資する人は「東学アリ」)。
もちろん怒っても仕方ありませんが、西学アリの皆さんのがっかり具合を韓国メディア『毎日経済』が記事にしていますので、以下に面白い箇所を引用します。
国内投資家たちが最も好む海外種目の一つである『テスラ』の株価が最安値を記録するなど下落傾向を続けている。テスラ株の弱さは、国内の二次電池関連株の不振につながり、投資家の懸念が深まる。
(中略)
『韓国預託決済院』の集計によると、先月19日から今月18日まで、最近1カ月間に国内投資家たちはテスラ株を3億4,391万ドル(約4,767億ウォン)純買収した。
(後略)
ご注目いただきたいのは、03月19日~04月18日で韓国投資家が「3億4,391万ドル」も買い越している点です。それが19日に年初来安値を更新し、2023年01月以来の安値水準なのです。
テスラ株に投資した人が怒り心頭、阿鼻叫喚でも無理はありません。もちろん、怒っても無駄です。
(吉田ハンチング@dcp)