この先が思いやられる話です。
2024年05月27日、中国・安徽省铜陵市の龙苑小区で5階建ての住居が、突然に半壊するという事故がありました。
5月27日,安徽铜陵。龙苑小区48栋一侧楼房发生坍塌,现场正在救援。 pic.twitter.com/W8kucsgiYc
— 李老师不是你老师 (@whyyoutouzhele) May 27, 2024
↑毎度おなじみですが「李老师不是你老师」さんが『X』に投稿した動画。
現地時間、13:40頃、建物の西半分が突如崩れ落ちました。
『CCTV』が報じたところによると、住人が崩壊によって押し潰されましたが12歳の少女ががれきの中から発見され、生存が確認されたため救急医療を受けたのこと。
※4人の方が亡くなったと報じられます。
なぜ崩壊したのかは不明ですが、『CCTV』は「ここ数日の豪雨で家の基礎が浸水していた」と報じました。
興味深いのは、この倒壊の目撃者(と見られる人)の以下の発言――、
「鉄筋は見当たらなかった」
――です。
「先が思いやられる」というのは、中国メディアが「1980年代から1990年代にかけての好景気によって急速に建設された建物が老朽化するにつれ、建築の質の低さや無許可の増改築といった問題がますます顕在化している」などと書いていることです。
つまり、不動産景気が良かったときに「それ行けドンドン♪」で造った建物が老朽化して、それがいかに「いい加減な施工」で造られたのかを露呈し始めたのです。中国全土でこれから「おから工事の成果」が次々露わになると予想できます。
(吉田ハンチング@dcp)