2024年06月28日、韓国の企画財政部が「`24.05月の産業活動動向と評価」を公表しました。
まず「全産業の生産性」ですが、ブレーキが掛かりました。以下をご覧ください。
全産業生産(前月比 %):-0.7%
鉱工業生産(前月比 %):-1.2%
サービス業生産(前月比 %):-0.5%
建設業の生産(前月比 %):-4.6%
公共行政(前月比 %):+2.2%※対前月の増減
⇒参照・引用元:『韓国 企画財政部』公式サイト「`24.05月の産業活動動向と評価」
民間の生産は全て対前月比割れで、政府だけがプラスです。民間が駄目なときは政府が出す――は正しいですが、問題は何度もご紹介しているとおり、政府にお金がないことです。
さらに問題なのは以下です。
小売販売(前月比 %):-0.2%
設備投資(前月比 %):-4.1%
建設投資(前月比 %):-4.6%※対前月の増減
⇒参照・引用元:『韓国 企画財政部』公式サイト「`24.05月の産業活動動向と評価」
小売販売は要するに「消費の指標」ですから――。
――生産・消費・設備投資が全部下落だったわけです。
05月にまたしてもブレーキが掛かりました。
このプレスリリースで企画財政部は「全産業生産4~5月全体で見ると、安定したレベルに位置しており、堅調な輸出好調の勢いがあり、輸出・製造業中心の景気回復基調は持続するだろう」と述べています。
06月の貿易収支は良いものを見られますが、それも半導体頼みになってきています。間もなく06月の貿易収支(暫定版)が公表されますが、その堅調・好調な中身を見せていただきましょう。
(吉田ハンチング@dcp)