2024年08月05日、韓国株式市場が暴落に見舞われたのは先にご紹介したとおりです。日本、台湾も暴落したのですが、その後の戻しで、日本と韓国に差が出ました。
そもそも経済の地力が雲泥の差なので、日本をうらやんでも仕方ないのですが、韓国の皆さんはどうも気に入らないようです。嘆き節の記事が止まりません。
こういうときの韓国メディアの記事は大変面白いのでご紹介します。『朝鮮日報』の記事から以下に引用します。ご注目いただきたいのは最後のブロックです。
前日史上最悪の暴落場を経験した韓国、日本、台湾の三国は06日、株価回復力が最も高かったのは日本だった。
韓国と台湾は小幅に反騰したが、相対的に力が弱かった。
(中略)
この日、韓国コスピも午前には5.6%急上昇し、買収サイドカー(プログラム売買号が一時効力停止)が発動されたりもした。
しかし、午前の強い上昇の勢いはこの日の取引が終わるまで持続できなかった。外国人と機関が買収に加わらず、むしろ株式を投げつけたのだ。
(中略)
日本と韓国・台湾の回復力の差は先進国と新興国というポジションの差のためだという指摘が出ている。
日本は先進市場に含まれるため、先進国指数を追従する巨大なファンド資金が流入した反面、韓国と台湾は新興市場に属しており、資金流入の受益を享受するのが難しいということだ。
投資業界の上級関係者は「証券市場が不安なときに支点になることができる海外年金などの長期投資資金が流入できるように、韓国証券市場を先進市場に編入しようとする努力が続くべきだ」と述べた。
⇒参照・引用元:『朝鮮日報』「同じように暴落したが、なぜ日本だけが急騰したのか」
まるで「日本が先進国市場に分類されているから」回復できたのだ――といわんばかりです。違うでしょう。日本の株式市場、日本の銘柄がそれだけの潜在力を持っているからです。
日本と韓国ではファンダメンタルズがまるで違うのです。
だからこそ、韓国は先進国市場には分類されないのですが、市場分類ありきで考え、韓国も先進国に分類されれば……などと妄想を膨らませるのは本末転倒で滑稽です。
韓国は自身の本当の姿を直視せず、「世界が称賛する素晴らしい国」という歪んだ自画像ばかりを見ています。
(吉田ハンチング@dcp)