ほら見ろ、だから見積もりが甘いって言ったでしょ!――という話です。
韓国の「不動産関連の不良債権処理」である「PF(プロジェクトファイナンス)問題」ですが、まだやっております。
2024年08月29日、金融監督院が「第4次不動産PF連着陸対策点検会の開催」というリポートを出しました。
↑李卜鉉(イ・ボクヒョン)金融監督院院長。ね、目がイッてる感じでしょ。
何度もしつこくいいますが、金融監督院の現院長はボンクラです。李卜鉉(イ・ボクヒョン)という、目がイッてる感じの人物ですが。
このリポートが、まあ傑作な内容です。
先にご紹介したとおり、韓国の金融当局はPF関連事業所に調査を行い、
良好
普通
要注意
不良懸念
の4つに分類し、それぞれに処理を進める――としていました。
2024年末時点で、全金融圏のPF事業関連のエクスポージャー(PF融資・土地担保ローン・債務保証)は、計216.5兆ウォン。1次評価対象事業場の規模は33.7兆ウォンでした。
この4つの評価のうち最低の「不良懸念」に区分されるのは、2024年05月時点で「最大7兆ウォン」としていました。
ところが今回のリポートでは、「不良懸念」と判断され、競売を進めなければならない事業場の規模は「13.5兆ウォンに達する」ことが分かりました。
ほぼ2倍に膨らんだのです。
面白いことに、「要注意・不良懸念」というくくりで見ると、05月時点では「21兆ウォン」、今回のリポートでは「23兆ウォン」でほぼイコールです。
つまり、ここまでの時間で「要注意」から「不良懸念」に転落した事業場がその分増加したというわけです。これから事業場の実際の処理が始まります。
(吉田ハンチング@dcp)