安値トレンドの進行が注視されている韓国通貨「ウォン」ですが、2020年02月21日23:02現在(日本時間)、ドルウォンチャートは以下のようになっています(チャートは『Investing.com』より引用)。
上掲はローソク足1本が1分間の値動きを示す「1分足」のチャートです。
一時は「1ドル=1,214.90ウォン」までウォン安が進行しましたが、それ以上には進めなかったためウォン高方向へ値を戻します。19時過ぎごろにおよそ「1ドル=1,209ウォン」で底を打ち、再びウォン安方向へ反転。現在は「1ドル=1,211-1,212ウォン」でもんでいる状況です。
さすがにサクサクとウォン安進行を許すプライスアクションではなくなってきていますが、現在の水準でもこれまでと比較すると非常に高い通貨安状態です。この為替レートで止まられるだけでも韓国にとってはあまりよろしくはないと考えられます。というのは、韓国の現在置かれている(ハマりこんでしまった)状況では、ウォン安と輸出増が必ずしも結び付いていないからです。
長くなるので別記事にいたしますが、対ドルでの通貨安はむしろ韓国の経済を支えている輸出産業にとって害悪になっているとも考えられるのです。かつての通貨危機から首尾良く脱出できたのは、通貨安が輸出を活性化させたという要因があるのに、それが現在の韓国の状況ではうまく機能しないというわけです。
また動きがありましたら、随時記事を制作し状況をご紹介するようにいたします。
レンジ(一定の値幅で相場が動くこと)っぽくなっていますので、もしかしたら21日が締まってから記事をアップした方がいいかもしれません。その場合はどうかご寛恕ください。
追記
2020年02月21日(金)が締まりましたので以下の記事を制作いたしました。強いウォン高方向への戻しがきましたが、21日を陽線で終わるという、なんというか「ウォン安トレンドのしぶとさ」を見せた日となったのです。本記事の続きになりますので、併せて以下の記事も読んでいただければ幸いです。
(柏ケミカル@dcp)