韓国のウォン安が急進しています。
「1ドル=1,400ウォン」どころか、2024年12月19日15:57現在、「1ドル=1,450ウォン」のキリ番を巡る攻防となっています。
『中央日報』が面白い記事を出しているので、以下に一部を引用します。
(前略)
アメリカ合衆国の利下げ速度の調整により、ドルが大きく上昇し、この日ドルウォン為替レートは1,450ウォン台まで急騰するなど、外国為替市場の不安が拡大した。取引中にドルウォン為替レートが1,450ウォンを超えたのは、2009年03月(1,488ウォン)の世界金融危機以来初めてのことである。
為替レートは尹錫悦(ユン・ソギョル)大統領の非常戒厳令の発令・解除の影響で、今月4日の夜間取引で一時的に1,440ウォンを超えた後、最近では1,430ウォン台で取引されていた。
2022年10月、合衆国の急激な利上げやレゴランド事態の際に記録した高値(1,444.2ウォン)を超えることはなかったが、今回の米FRB発のショックにより、心理的なマジノ線である1450ウォンを突破した。
(後略)
最後の文で、心理的なマジノ線が「1ドル=1,450ウォン」になっています。
しれっと防衛線が「50ウォン」も後退しました。
ちなみにハングルの原文では「마지노선」と書いて「マジノ線」です。発音は「Majinosŏn」。朝鮮語では「線(선)」の部分を「ソン」と読むため、カタカナ表記では「マジノソン」になりますでしょうか。
(吉田ハンチング@dcp)