韓国メディアの記事を読んでいると、ときどき「何それ?」という用語が登場することがあります。
「마이너스 통장(マイナス通帳)」もそのような言葉のひとつでしょう。
日本ではこのような言葉は聞きませんし、使いません。
「マイナス通帳」は韓国特有の金融用語で、簡単にいえば「あらかじめ限度額を決めておいて、残高がゼロでも借金できる口座」のことです。
信用枠を使って(限度額までは)自由にお金を引き出せることから、「赤字になっても使える通帳」=マイナス通帳という(一種の)言葉が生まれたわけです。
「使える」といっても、これは銀行からすれば融資。当然利息が付きます。
同じ口座から返済できるのでその点では便利ですが、利息が特段低いわけではないので「口座残高がゼロになっても使える」と喜ぶような話でもありません。
韓国メディアでは「通貨スワップとはマイナス通帳のようなもので……」という記事が出るなどしますが、これで通用するほど「マイナス通帳」という言葉は一般的なわけです。
(吉田ハンチング@dcp)






