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中国は「農村の子供たちの給食代もピンハネする」最低社会

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2024年06月25日、中国の国務院が「国务院关于2023年度中央预算执行和其他财政收支的审计工作报告」とう文書を公表しました。

簡単にいうと2023年の予算執行状態を監査したものですが、この中の一部が中国語ネットで話題となっています。

以下がその文書です。


⇒参照・引用元:『中国 国務院』公式サイト「国务院关于2023年度中央预算执行和其他财政收支的审计工作报告」

これがまた大変に長いリポートのなので、話題になっている部分だけを以下に引用します。

1.農村義務教育学生の栄養改善計画のための特別資金の監査状況。

監査は、2021年から2023年08月までに13省159県の補助金231億3,700万元に焦点を当てた。これは同期間の対象県の補助金総額の91%を占めるものである。

発見された主な問題:
まず、一部の補助金資金の管理と使用が比較的混乱している。

一部は直接流用され、66の県で19億5100万元を政府債務の返済や草の根の「三保証」などの支出に充てた。

給食基準の引き下げや調達業務の捏造などにより、41の県、1,533の学校などが偽装的に2億7,000万元を搾取した例もあった。

一部の県の教育部門は応札したサプライヤーと共謀し、サプライヤーの配当金や寄付金などで4,216万2,000元を獲得し、それを特典の配布に充てた。

第二に、一部のケータリングユニットは違法に営業している。

147のサプライヤーと一部の学校のカフェテリアやその他のケータリング部門は、規制に違反して営業し、手抜きをし、粗末な品質の食品を提供している。

第三に、食料調達の入札と食事供給の監督は標準化されておらず、十分に厳格ではない。

25の郡が、規制に違反し、不当な条件を設定して直接指定し、2,605の学校に食事を提供している52の供給業者を指定した。78の企業または個人が、資格を違法に借りたり情報を偽造したり談合したりして、35の郡で101件の食事プロジェクトを落札した。

監督権限による利権の追求を行っており、77の学校の関連監督部門と職員は、食事の監督やその他のプロセスにおいて、個人的な利益のために法を曲げ、個人的な利益を追求した疑いがある。

⇒参照・引用元:『中国 国務院』公式サイト「国务院关于2023年度中央预算执行和其他财政收支的审计工作报告」

中国の農村はいまだ貧しいままです。

その農村の「義務教育を受けている子供たち」の栄養状態を向上させるために支援している補助金を――あろうことか中抜きしたり、業者と結託してピンハネしたり――などが行われていました。業者は業者で、利益を出すために食事のクオリティーを落とすなどしていました。

子供たちの給食代をピンハネして私腹を肥やすなど、まさに最低の行為です。

この情報がネットに流れ、当然ながら非難の声が頻々ひんぴんと上がりました。

(吉田ハンチング@dcp)

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