2020年03月18日(水)、韓国メディア『ソウル経済』に「4,000億ドルを運用する外資運用院長を公募」という記事が出ました。「韓国の外貨準備高4,092億ドルの運用」を統括する責任者を公募する――というのです。
⇒参照・引用元:『ソウル経済』「4000억弗 ‘큰 손’ 한은 외자운용원장 공모」(原文:韓国語)
https://www.sedaily.com/NewsView/1Z08XFZM13/GC02
韓国銀行の公式サイトに行くと、確かに公募のプレスリリースがあります(以下のURL)。
⇒参照:『韓国銀行』「제 목 : 한국은행, 외자운용원장 공모」(タイトル:韓国銀行、外資運用院長公募)
http://www.bok.or.kr/viewer/skin/doc.html?fn=202003180113019370.hwp&rs=/webview/result/P0000559/202003
この「外資運用院長」という職は、
・外貨資産の運用計画と投資
・リスク管理およびパフォーマンス分析
・外貨資金決済
を行い、責任を負う立場とのこと。
「国内外の金融機関や国際金融機関において、金融・投資関連の分野で10年以上勤務した経歴」がないと駄目だそうです。
日本人が読むと、公募で大丈夫なの?と思うかもしれませんが、実は2017年にも公募が行われています。
この時は韓国銀行の外資運用院や国際局で経験を積んできたソ・ボングクさんが就任しました。ソさんはいわば韓国銀行のたたき上げです(1987年に入行とのこと)。
つまり、公募といっても適当な人物がいなければ内部からふさわしい人物を選ぶというわけです。
そりゃそうですよね。
ただ、韓国経済が苦しいこの時期ですから、「公募」と聞くと「大丈夫なん?」と思ってしまっても仕方がないかもしれません。
(吉田ハンチング@dcp)