統一教会・韓鶴子総裁が逮捕され「拘置所イン」!

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2025年09月22日、注目されていた「世界平和統一家庭連合(旧統一教会)」の韓鶴子(ハン・ハクチャ)総裁に対する逮捕状請求が、ソウル中央地方裁判所で認められました。


↑拘束令状審査を受けるためにソウル中央地方裁判所に出廷する韓鶴子総裁。

ソウル中央地方裁判所は、

政治資金法
請託禁止法違反
業務上横領
証拠隠滅教唆

etc.
――の容疑を受ける韓総裁に対し拘束令状を発付。

逮捕令状審査を担当するチョン・ジェウク部長判事は(いつものことですが)「証拠を隠滅する恐れがある」というのを発付の理由に挙げました。

韓鶴子(ハン・ハクチャ)総裁は、2025年09月22日13:30~18:30に拘束前被疑者審問を受けた後、ソウル拘置所の被疑者待機室に移され、逮捕状が認められたので、そのまま「拘置所イン」となりました。

面白いのは、特検側がこの令状審査のために220ページにも及ぶパワポの資料を提示したことです。見るだけでもうんざりするような量ですが、特検はこれ以前に約420ページもの意見書も裁判所に提出していました。

どうでもいいことかもしれませんが、特検にはパワポの資料作りに長けたスタッフがいるのかもしれません。

4つの容疑というのは具体的には以下です。

1.2022年01月05日、権性東(クォン・ソンドン)『国民の力』議員に統一教会の陳情と尹政府による統一教会支援を依頼し、違法政治資金1億ウォンを渡した容疑

2.統一教会の資金で『国民の力』の広域市道党などに総額2億1,000万ウォンの違法政治資金を寄付した容疑(政治資金法違反)

3.2022年04月から07月にかけて統一教会の各種陳情解決のため、統一教会全世界本部長ユン・ヨンホ氏が“建進法師”チョン・ソンベ氏を通じて金建希(キム・ゴンヒ)夫人に「8,000万ウォン台の請託用贈物」を渡すようにしむけた容疑(請託禁止法違反)
この金品を調達するため統一教会の資金を流用した容疑(業務上横領)も付随する

4.2022年10月、統一教会幹部らの合衆国遠征賭博に関する捜査情報を聞いて、証拠隠滅を指示した容疑(証拠隠滅教唆)

韓鶴子(ハン・ハクチャ)総裁は、1943年02月10日生まれで82歳です(しかも心臓手術歴アリ)。 こんなお婆さんが「証拠隠滅に動くかもしれない」というのは「特検の強弁」に見えますが、これは毎度のこと。

「本人の行動力」よりも「組織の指揮権限」を重視してリスクを認定するのが、韓国司法の運用上の特徴です。

2025年09月11日、特検チームは統一教会ソウル本部および各地の天宙平和連合(UPF)事務所などに押収捜査を実施。

この押収捜索令状には、

「『国民の力』党代表選挙に関連し、大統領と自らが支持する候補者を党の代表に当選させる目的で、統一教会所属の教会員らに財産上の利益や公私の職提供を約束した」

――と記載しました。簡単にいえば、これが特検が描くストーリーというわけです。

今回の特検は「必ず吊るす」のが目的なので、それを達成するために何でもやるでしょう。

(吉田ハンチング@dcp)

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