韓国メディア『BusinessKorea』に「『LG化学』のバッテリーを搭載した電気自動車がドイツでリコールされている」という記事が出ました。
(前略)
フランスの自動車メーカー『Groupe PSA』のドイツ法人『オペル』はこのほど、シボレー『ボルト』EVの姉妹車、『Ampera-e(アンペラ-e)』のリコールを決定したと海外メディアが11月26日に報じた。オペルは、2017年から2020年の間に生産された1,500台の『アンペラe』EVのうち、約550台をリコールする。
『オペル』はリコールの理由として、バッテリーパックの発煙・溶融・発火の危険性を挙げている。実際、11月上旬にランゲンフェルトで『アンペラ-e』モデルが焼失している。
(後略)⇒参照・引用元:『BusinessKorea』「Cars with LG Chem Batteries Being Recalled in Germany」
この『アンペラ-e』は、『オペル』が『GM』傘下だったころに販売が開始された車種。『シボレーボルト EV』の姉妹車です。先にご紹介したとおり、『シボレーボルト EV』は『GM』がリコールを開始しましたが、両モデルに『LG化学』の電池セルが搭載されているのです。
同記事によれば、
また、
とのことです。先にご紹介したとおり、韓国の国土部は『LG化学』の電池セルの製造不良によるものとプレスリリースを出しましたが、『LG化学』はこのリリースに対して「原因が特定されたわけではない」と反発しています。
しかし、全世界的に『LG化学』の電池セルに疑惑の目が向けられていることは確かです。
↑フォードの『Kuga(クーガ)』PHOTO(C)『Ford』
また、実は『フォード』も韓国『サムスンSDI』のバッテリーを搭載した『クーガPHEV』を09月にリコールしているのです。バッテリー加熱で7回発火したためで、リコール対象は2万台です。
というわけで、韓国企業の電気自動車用バッテリーは、『LG化学』だけが問題となっているわけではありません。
(吉田ハンチング@dcp)