韓国通貨「ウォン」が、2008-2009年の韓国通貨危機以来の安値水準まで進んだ2020年03月の第3週がようやく終わりました。03月20日(金)のドルウォンは(ほぼほぼ)以下のように締まりました(チャートは『Investing.com』より引用:以下同)。
先の記事、20日23:51現在では終値およそ「1ドル=1,247ウォン」だったのですが、その時点より「7ウォン」もウォン安が進みおよそ「1,254ウォン」で決着しました。
これで2020年03月第3週が締まりましたので、ローソク足1本が1週間の値動きを示す「週足」でチャートを見てみましょう。
03月16-20日の第3週は長い上ヒゲを持つ大きな陽線となりました。なにせテッペンは「1ドル=1,292ウォン」で、「1,300ウォン」に達するような勢いがありました。FED(Federal Reserve System:連邦準備制度)が韓国銀行とスワップラインを結ばなかったら1,300ウォンを突破していたかもしれません。
韓国の通貨「ウォン」はローカルカレンシーであるが故に合衆国の影響を大きく受けます。FRB(Federal Reserve Boardの略:連邦準備制度理事会)による「スワップライン拡大の発表」は、ウォン安の急伸にひと息つかせましたが、これで大丈夫というわけではありません。
03月23日(月)から始まる第4週もドルウォンがどうなるのか目が離せないでしょう。
(柏ケミカル@dcp)
【老後資金を作ろう!】 日本人に必要な投資リテラシーとは? 日本人の不幸とは?
日本人は欧米人に比べて「投資についてのリテラシー」が足りないといわれます。2019年6月、金融庁の「老後資金に2,000万円が不足する」という審議会報告書が話題になりました。この文書に刺激を受けてにわかに「自分の老後資金」について不安を覚え...
【老後資金を作ろう!】 資金を「倍」に増やす! あなたもできる!
前回に続いて『一般社団法人日本つみたて協会』の太田創(おおたつくる)代表理事に「金融リテラシー」についてお話を伺います。日本人は欧米人に比べて投資についてのリテラシーが足りないといわれます。しかし太田先生によれば、日本人の金融リテラシーが低...
「スワップライン」とは? 「ドル流動性スワップ」とは?
2020年03月19日、FRBは「FEDがスワップラインを拡大し、9カ国の中央銀行と締結すること」を発表しました。この「スワップライン」は、(中央銀行に対する)流動性スワップ(Centralbankliquidityswaps)というもの。...