
↑ASEAN+3サミットで発言する李在明(イ・ジェミョン)さん。
「ASEAN +3」首脳会議に出席していた李在明(イ・ジェミョン)さんが韓国に戻って……今度は韓国が自称する「超格差K-APEC」首脳会議に臨みます。
アメリカ合衆国のトランプ大統領、中国の習近平総書記、日本の高市早苗首相が韓国を訪れますが、李在明(イ・ジェミョン)さんが華々しい成果を挙げる可能性はほぼありません。
このAPEC首脳会議で、「対米関税交渉妥結!」を目論んで大統領室長クラス、政府機関Topが訪米して右往左往しましたが、こちらも望み薄です。
2025年10月24日に、『Bloomberg』が李在明(イ・ジェミョン)さんへのインタビューを行い26日付けで記事を上げました。
この中で韓国大統領に成りおおせた李在明(イ・ジェミョン)さんは「白旗」みたいな発言をしているのです。発言を拾ってみます。
↑韓国でインタビューに応じる李在明(イ・ジェミョン)さん。「投資の方法、投資額、タイムライン、損失をどのように共有し、配当をどのように分けるか――これらすべてが依然として争点だ」
「合衆国はもちろん自国の利益を最大化しようとするだろうが、それが韓国に壊滅的な結果を招くような程度であってはならない」
「議論は進行中であり、意見の相違はあるが、遅延が必ずしも失敗を意味するわけではない。だから、どうか忍耐をお願いしたい」
「韓国は合衆国の同盟国であり友人である。したがって、すべての当事者が受け入れ可能な合理的な結果に到達できると信じているし、それがやるべきことだ」
※以下は例の合衆国当局のカチコミ捜査で韓国人労働者が「不法就労」で逮捕拘禁された件についての発言です/引用者注
「これは労働者たち自身にも深刻なトラウマを引き起こしているし、一部の労働者は戻りたくないと言っていると聞いている」
「これらの労働者の安全および合理的な待遇を確保する措置を取らなければ、合衆国での工場建設が大幅に遅延する可能性が高い」
※以下は「在韓米軍の再編問題」についての発言です/引用者注
「在韓米軍が朝鮮半島の平和と安全を維持する上で重要であることは明らかだ。しかし、国際社会の現実として、われわれは在韓米軍の運命について決定を下すことはできない」
※以下の発言は韓国企業『ハンファオーシャン』の米子会社5社が中国から制裁を受けたことについてのもの/引用者注
「これはこのような事態が今後も起こり得ることを示唆する、中国による圧力の一形態である可能性が高い」
「世界秩序は非常に複雑で危険な局面に向かっているが、このような二国間会談を通じて、我々は互いをより深く理解し、共存し、十分に互いに利益となる道を見いだすことができる」
「こうした成果を促すことこそ、議長国としての韓国の役割だと信じている」
そもそもこの記事のタイトルは「US-Korea Fund Stuck on Key Points Ahead of Trump Visit, Lee Says」(トランプ訪問を控え、米韓ファンドは主要争点で行き詰まりと李氏)です。
ご注目いただきたいのは「投資の方法、投資額、タイムライン、損失をどのように共有し、配当をどのように分けるか――これらすべてが依然として争点だ」という発言です。
「合意間近」「最終段階」といったこれまで韓国メディアが報じてきたステータスは何だったのでしょうか。
また「遅延が必ずしも失敗を意味するわけではない」も注目に値します。APEC首脳会議までにはまとまらない――という白旗であり、その事実についての言い訳のように聞こえます。
続いての「だから、どうか忍耐をお願いしたい」は、誰にお願いしているのでしょうか。韓国の皆さんに対する言葉でしょうか。
『Bloomberg』の同記事内で、以下のように書かれているのも面白い点です。
(前略)
6年ぶりとなるトランプと習の対面会談を前に、李大統領は世界の二大経済大国であり、韓国の二大貿易相手国でもある両国間で緊張緩和が生まれることを期待している。李大統領は韓国を「二つの臼の間に挟まれた国」と表現した。
(後略)
「臼の間に挟まれた国」というのは、面白い表現です。どちらにもいい顔をしようとして両方からすり潰される可能性はないのでしょうか。
(吉田ハンチング@dcp)







