韓国は「K-造船」といまだに造船業を誇っていますが、韓国における造船業ははっきりいえば斜陽産業です。
日本からパクった技術で走り出し、安値競争を続けてきましたが、同じことを中国が行って、もはや「安値の叩き合い」では中国には勝てません。赤字でも構うものかと受注する中国企業みたいな無茶苦茶は「普通は」できないからです。
韓国がアメリカ合衆国に阿った「MASGA」などというスローガンを掲げているのは、合衆国から発注を受けようという思惑があるからです。
簡単にいえば、合衆国の造船需要で斜陽になった韓国造船産業を救おうとしているのです。
実際、韓国の造船業は中国企業に圧倒されています。
毎度おなじみのイギリスの大手海運サービス会社『Clarksons Research(クラークソンリサーチ)』によると、2025年10月の世界の船舶発注量は「291万CGT/118隻」で――、
中国:213万CGT(シェア73%)
韓国:52万CGT(シェア18%)
――と、韓国は圧倒されています。
01~10月累計でみると、
中国:1億196万CGT/シェア56%
韓国:3,428万CGT/シェア21%
――とマシになりますが、それでも過半数は中国がおさえているのです。
※USTR(合衆国商代表部)は、「中国の海運・物流・造船セクターの支配を狙った政策」を1974年通商法301条で調査すると発表。これが2025年01月の報告書で「是正すべきだ」と結論づけられ、2025年04月17日に最終的な対抗措置パッケージが公表されました。長くなるので詳述は避けますが、これは「中国が発動したレアアース規制」に端を発する米中の交渉によって2025年11月10日から1年間の停止で合意しました。
(吉田ハンチング@dcp)






