韓国国会議長が日本批判を開陳。1.竹島 2.歴史観 3.戦争が可能な国になること

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日本の高市早苗首相の「台湾有事は……」発言に対して、中国はじめあちこちから非難の声が上がっていますが、面白いのは「韓国からも」そのような反応があることです。

韓国の禹元植(ウ・ウォンシク)国会議長が日本を批判した――という報道があります。

実にばかばかしい話で、この禹元植(ウ・ウォンシク)さんがどのような人物であるのか理解していれば「あー、そらそうでしょうね」という反応になるはずです。


↑これは北京冬季オリンピック時の写真。

禹元植(ウ・ウォンシク)さんは「中共のイヌ」と揶揄されることのある人物で、2025年の「中国共産党主催の対日戦争勝利80周年記念式典」に韓国を代表して参加しています。

中国共産党は日本との戦争で逃げ回っていただけで勝利していませんし、そもそも1945年時点で成立していなかった国がどうやって日本に勝利するのでしょうか。


↑対日戦勝利式典を機に訪中した禹元植(ウ・ウォンシク)さんが習近平さんと握手をしているところ。

また、米韓首脳会談が合衆国で開催された際、「中国への言い訳」のために派遣されたのが、この禹元植(ウ・ウォンシク)さんです。

韓国大統領に成りおおせた李在明(イ・ジェミョン)さんから習近平さんへの信書を託され、王毅外交部部長(外相に相当)に面談しました。

左巻きの『聯合ニュース』は、禹元植(ウ・ウォンシク)さんが自身のFacebookに投稿した文章から「切り抜いて」報道していますが、以下にその全文を和訳します。

<歴史・経済・平和という三つの軸で、韓日関係の協力が必要です>

本日「第45次 韓日・日韓議員連盟 合同総会」がわが国会で開かれました。

両議員連盟は、韓日関係の発展のため50年以上活動してきた韓日議会外交の中心軸です。
昨年の「12・3非常戒厳」の余波で行事が中止され、2年ぶりの開催となり、私も祝辞を述べてまいりました。

実は、少し気にかかることがありました。韓日関係における歴史・領土問題です。

最近、いくつか憂慮される事案があります。お客さまを迎える席でもあるので、現場では原則的な水準でのみお話ししましたが、どうしても指摘しておかなければなりません。

第一に、続いている独島(竹島)領有権の主張です。
最近、就任したばかりの高市(たかいち)総理が日本の衆議院予算委員会で「独島は歴史的・国際法上、日本の領土」と公開発言したのに続き、数日前、日本政府は独島などの領有権を主張する「領土・主権展示館」を拡張開館しました。

2018年の最初の開館時から、私たちは持続的に閉鎖を要求してきたにもかかわらず、今年4月の再開館に続き、最近は教育空間まで追加したのです。

未来世代である学生たちに誤った認識を植え付けるための試みと見えます。強い遺憾を表明し、即刻の閉鎖を促します。

第二に、過去史への反省なき無責任さです。
佐渡鉱山の朝鮮人強制徴用犠牲者追悼式の韓日共同開催が、今年も不成立となりました。
日本が追悼辞に「強制労働」言及を回避したため、今月21日、わが政府と遺族だけが参加する単独追悼式が開かれることになりました。

日本は昨年、佐渡鉱山のユネスコ世界遺産登録に同意する条件として、

△強制労働の歴史を現地に展示し、
△毎年、両国が共同で追悼式を行う、
と約束したにもかかわらず、何ひとつ履行されていません。

真摯な反省と責任ある態度を求めます。

第三に、最近加速している「平和憲法」改正の動きは、日本を『戦争可能な国家』へと変貌させるもので、いっそう憂慮すべきことです。

過去史への反省の上に成立した東アジア平和秩序の根幹を揺るがす行為であり、韓国はもちろん、周辺国も絶対に容認できません。

繰り返し申し上げますが、未来志向で安定的な韓日関係のためには、三つの柱がまっすぐ立っていなければなりません。

痛ましい歴史を直視し、経済協力を深化させ、北東アジアと韓半島の平和のパートナーとして協力することです。

歴史問題がすべての協力を遮る障害となってはなりませんが、この問題に対する真摯な解決努力なしには、すべての協力が砂上の楼閣であるという点を忘れてはなりません。

現在は、北核(北朝鮮核)脅威と米中間競争、グローバルな関税戦争という厳しい国際情勢の中で、韓国と日本が戦略的協力を一層強化すべき非常に重要な時期です。
民主主義と人権、平和という国際社会の普遍的価値と両国の共同利益を中心に据え、賢明な協力を続けていかなければなりません。

今回の総会を通じて、両国議員が共に頭を突き合わせ議論する過程で、意味ある代案が導出されることを期待し、要請します。

⇒参照・引用元:Facebook『禹元植(ウ・ウォンシク)』アカウント

上掲のとおり、2025年11月16日に開かれた「日韓議員連盟 合同総会」を機に投稿されたものです。読んでいただければ、どのような思想信条の人物なのかすぐお分かりいただけるでしょ。

この総会に出席した日本議員の顔を忘れないようにしましょう。

(吉田ハンチング@dcp)

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