2025年12月11日、韓国の関税庁が「2025年12月01~10日の輸出入現況」を公表しました。
2025年12月01日~10日
輸出:205億7,700万ドル(17.3%)
輸入:206億4,800万ドル(8.0%)
貿易収支(輸出 – 輸入):-7,000万ドル2025年01月01日~12月10日
輸出:6,606億9,600万ドル(3.3%)
輸入:5,949億2,000万ドル(-0.2%)
貿易収支(輸出 – 輸入):657億7,600万ドル※( )内は対前年同期比の増減
⇒参照・引用元:『韓国 関税庁』公式サイト「2025年12月01~10日の輸出入現況」
当月の「月初時点でのデータ」の見どころは、輸出金額が対前年同期比で「17.3%」も増加している点です。
理由は何でしょうか?
以下の主力輸出品目別の輸出入額の表組に、その答えがあります。
↑黄色のマーカーが半導体輸出です。金額は「52億7,200万ドル」で対前年同期比「+45.9%」と驚きの上昇を見せました。以下は「輸出」を和訳した表組。
主要品目 金額 増減率 半導体 5,272 45.9 石油製品 1,513 23.1 乗用車 1,362 △5.7 鉄鋼製品 1,198 1.9 無線通信機器 633 25.1 自動車部品 575 0.8 船舶 567 △47.7 コンピューター周辺機器 482 65.4 精密機器 363 22.3 家電製品 185 △6.2
半導体の輸出金額が対前年同期比で「+45.9%」も増加したのが主な原因です。
もう一つの要因は、営業日数が前年と比較して1日多かったことです。営業日数の差の影響を受けない1日当たりの輸出額では「+3.5%」に過ぎないからです。
まだ月初時点ですが、「自動車:-5.7%」「船舶:-47.7%」とマイナスもあります。輸出が半導体頼みになってきていることが分かります。
(吉田ハンチング@dcp)







